2017年3月31日
「THE 世界大学ランキング 日本版2017」150大学のランキング発表
「世界版ランキング」の権威で教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションを運営するTES Global(英)は30日、ベネッセグループの協力のもと、「THE 世界大学ランキング 日本版2017」を発表した。
「世界版ランキング」では「研究力」を軸に据えているが、日本版ランキングは、日本の教育事情に即した形で大学の魅力や特性が表れるよう、「教育力」を測る設計となっているという。
指標は「教育リソース」「教育満足度」「教育成果」「国際性」の4分野11項目で構成。既存の大学ランキングが主に入学時の学力を軸に作成されている一方で、同ランキングは学生の学びの質や成長性に焦点を当て、150の大学をランキングしている。
上位10校の結果は、1位東京大学、2位東北大学、3位京都大学、4位名古屋大学、同じく4位東京工業大学、6位大阪大学、7位九州大学、8位北海道大学、9位筑波大学、10位早稲田大学。
現在、日本では高等教育に関する「高大接続改革」「大学教育改革」「大学経営改革」の3つの改革が進められている中、大学では経営・教育へのPDCAサイクルの導入とデータ収集・分析を行うIRの活用などがますます必要に。TES Globalとベネッセグループは、大学ランキングを、大学独自の魅力や特性、客観的に把握するツールとして大学改革でのプロセスで活用してほしいという考えだ。
世界の大学数は約1万8千と言われており、世界ランキング2016-17では980大学がランクイン。これらの大学は、世界の大学の中で上位5%に入っている計算となり、国際的な高等教育機関とされている。また、国・地域別のランクイン数を見ると、日本は前回の41校から69校と大幅に増加し、英国・米国に次ぐ世界3位の結果となっている。
関連URL
最新ニュース
- 「先生の駆け込み塾」始動〜コノセルと教員が垣根を越え、個別最適な学びを探る(2025年3月28日)
- 多様なニーズに応える『すらら』 対話による協働的な学習を通して、深い学びを目指す/高知県立須崎総合高等学校(2025年3月28日)
- 小中生「資格・検定取得」の目的、最多は「自信をつけ、自己肯定感を高める」ため=明光義塾調べ=(2025年3月28日)
- 2024年の個人情報保護法改正の後、8割弱の学校でデータ管理体制の見直しが行われた=創朋調べ=(2025年3月28日)
- ヤングケアラーの把握が難しい理由は「家庭内の事情に立ち入ることへの躊躇」64.7%=ヤングケアラー協会調べ=(2025年3月28日)
- 日本の女子高生、62.6%が「プログラミングを活かした仕事はしたくない」=プラン・インターナショナル調べ=(2025年3月28日)
- OVA、児童生徒の自殺対策を目的とした「SOSフィルター」のソースコードを限定公開(2025年3月28日)
- コドモン、香川県高松市の公立保育園等53施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年3月28日)
- CA Tech Kids、都立南多摩中等教育学校でMicrosoft Copilotプログラミング授業を実施(2025年3月28日)
- 中央大学、AI就活面談練習システム「Chu活ボット2.0」リリース(2025年3月28日)