2017年4月17日
次世代教師育成のためのNPO「iTeachers Academy」設立を発表
教育ICTを通じて新しい学びを提案する教育者チーム“iTeachers”は15日、「iTeachersカンファレンス2017 〜2020年への手紙〜」を、玉川大学で開催。次世代のICT活用先生“iTeachers”を育成するためのNPO法人「iTeachers Academy」を設立すると発表した。
「2020年への手紙」をテーマとしたカンファレンスでは、iTeachersメンバーの中村純一(佐賀市立大和中学校)、小酒井正和(玉川大学)、金子暁(広尾学園)、岩居弘樹(大阪大学全学教育推進機構)、反田 任(同志社中学校・高等学校)、片山敏郎(新潟市立新潟小学校)、栗谷幸助(デジタルハリウッド)、永野 直(千葉県立袖ケ浦高等学校)、杉本真樹(国際医療福祉大学大学院)の各氏と、ゲストとして玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科の相原拓実さんが、2020年からの学習指導要領の改訂や大学入試改革、第4次産業改革を見据えた未来の学びなどについてプレゼンテーションを行った。
「2020年のiTeachersたちへ」と題したトークセッションは、玉川大学生など教員を目指す学生からの質問に応えるという形式で行われたが、学生たちの質問がいかにも「ICT教育の実践経験が無い」うかがわせる漠然としたものが多く、iTeachersの面々が答えに窮する場面も見受けられた。
会場を提供した玉川大学の小酒井准教授は、「教職課程の学生に対するICT活用教育はこれまでほとんど行われてこなかったが、これからはどんどんICTもプログラミングも体験・経験を積んでもらう」と力を込めた。
最後に、iTeachers発起人で教育ICTコンサルタントの小池幸司氏から、NPO法人「iTeachers Academy」設立の報告があり、会場から歓声が挙がった。
「iTeachers Academy」は、iTeachersのノウハウとネットワークを活かし、次世代のICT活用教師を育成する学びの場だという。現在、2018年3月までの限定で、会費無料の会員を募集している。
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