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2017年6月15日

麻布大学、F5ネットワークスの「システム認証基盤」導入

F5ネットワークスジャパンは14日、麻布獣医学園麻布大学が学内システムの認証基盤の刷新に伴い、「F5 BIG-IP Access Policy Manager」(BIG-IP APM)を導入したと発表した。

これによって、麻布大学の認証基盤の安定性は飛躍的に向上し、機器集約によるシステムのシンプル化やTCO(総所有コスト)の削減を実現したという。

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麻布大学は、シングルサインオン(SSO)と学外からのセキュアアクセス「VPN」の機能を、すべてBIG-IP APMで実現するシステムを採用した。

ユーザーの認証情報は、学内ですでに運用していたActive DirectoryをBIG-IP APMと連携させることで取得。メールシステムであるG Suite(旧 Google Apps)のユーザー認証は、クラウドSSOアクセス制御サービスであるGluegent GateとSAML連携することで実現した。

また、サイボウズGaroonへのSSOはBIG-IP APMのForm認証機能とiRulesでSAML Idpと連携、その他学内システムはiRulesでHTTPヘッダを書き換えるという手法を採用している。

麻布大学の学内システムは、認証基盤の移行によって、極めて高い安定性を実現。以前のシステムで発生していたトラブルがなくなったため、日常的な運用作業はキャパシティ管理のためにセッション数を見る程度で済み、ログを見る必要すらなくなっているという。

また、Gluegent GateやG Suiteといったクラウドサービスとの親和性も高く、これらの連携も円滑に行われている。

複数の機器で構成されていた認証基盤をBIG-IP APMに集約したことで、システム全体のシンプル化も実現。設置スペースの縮小化や消費電力の削減によって、TCOの大幅な削減に成功し、5年間の総コストは以前のシステムに比べ6割程度にまで低下したという。

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