2017年9月20日
中学生のスマホのフィルタリング利用率は48.5%、MDD研究所調べ
MDD研究所は、マカフィーと共同で、今年8月7日~8月23日に、スマートフォンを所有する中学1年生~3年生の親845人とスマートフォンを所有している中学生323人を対象に、「親と中学生に聞く初めてのスマートフォン利用の実態調査」を実施し、19日にその結果を発表した。
スマートフォンを所有する中学生の親に対する調査結果によると、中学生のスマートフォンのフィルタリング利用率は48.5%。フィルタリングや機能制限設定については「最初に設定を行ったきり特に何もしていない」が67.5%となった。また、子どもに持たせるスマートフォンにあってほしい機能としては「アプリ内課金の禁止/制限」が41.4%でもっとも多く、「位置情報確認」「スマートフォンでの子どもの利用状況確認」と続いた。
フィルタリングや機能制限の設定方法への要望としては「子どもにスマートフォンを持たせる前に親が設定できる」が46.9%、「遠隔操作でその都度設定を変更できる」が30.4%となった。また、フィルタリングや機能制限の設定は「親と子どもで確認し合いながら設定したら良い」が最も多く56.2%であった。
続いて、スマートフォンを所有している中学生に対する調査では、フィルタリングや機能制限の内容を「親と話したことはなく、制限内容はわからない」が最も多く41.1%。制限内容や親が確認している内容は「自分に確認しながら設定してほしい」が47.1%となった。
しかし、フィルタリングや機能制限がかかっているスマートフォンが「特に気にならない」が37.9%と最も多く、「制限があっても、良くない広告やサイトが表示されるのであまり意味がない」が29.8%であった。実際にスマートフォンを持っていて「サイトやアプリに卑猥なバナー広告が出た」と回答した中学生は61.3%で昨年の3割増となり、親の把握率は5.4%に過ぎないという結果が出た。
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)