2017年10月23日
大阪教育大と富士通、スマートデバイスを活用したALを開始
大阪教育大学と富士通は、スマートフォンデバイスを活用し、議論を活発化させる対話型のアクティブ・ラーニング支援システムを構築し、大阪教育大学で10月から、授業での運用を開始する。
同システムは、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリの共創活動支援のプラットフォーム「WebコアInnovation Suite」を採用。学生が所有するスマートフォンなどでQRコードを読み取り、表示された画面からコメントを投稿すると、自動的に教室内のスクリーンに映し出されるようになっている。教員や他の学生がそれに対して意見や回答を行うことで、活発な議論を通して授業内容の理解を深めるインタラクティブな講義スタイルを実現する。また、発信された学生の意見や質問はPowerPointに変換できるため、プレゼンテーションやドキュメントとして再利用が可能となる。
教員はマウス操作やスクリーンへのタッチ操作により、コメントの配置や拡大縮小を自由に行うことができ、重要な意見を強調したり、意見を分類しながらまとめたりすることも簡単にできる。また、授業中に随時質問を受け付け、授業の区切りでまとめて解説を加えたり、質問の傾向を把握して授業に反映していくことなども想定している。
大阪教育大学では今後、授業でのアクティブ・ラーニング手法の採用率70%以上を目標に、同システムの活用を推進していくとしている。
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)












