- トップ
- 企業・教材・サービス
- 東北大学など、学習履歴データ収集と分析で共同実証研究を開始
2017年10月2日
東北大学など、学習履歴データ収集と分析で共同実証研究を開始
東北大学と東京書籍、ACCESS、日本マイクロソフトは、「小・中学校におけるデジタル教科書 学習履歴データ収集と分析」をテーマとする実証研究を、東京都荒川区立第三峡田小学校と荒川区立第三中学校で10月から開始する。
同実証研究は、小・中学校への「デジタル教科書」普及を見据えて、児童生徒の学習履歴データを分析し、指導と個別学習に活かせる仕組みを作ることを目的としている。
デジタル教科書・教材では、「音声による読み上げ」「動画による視覚的な説明」「文字や図版の拡大と縮小」など理解のしやすさの向上が図られるほか、児童生徒が「いつ、どのページをめくったのか」「教科書・教材のどの部分を注視したのか」「何を書き込んだのか」などの学習履歴データを利用すれば、データに基づいた的確なフィードバック、学年や校種を越えた継続的な指導を行うことができるという期待が高まっている。
そこで、デジタル教科書の操作時に得られる学習履歴データを収集、分析、活用する意義は非常に大きいと考え、東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授の監修の下、すでに学習者用デジタル教材を導入している荒川区内の小・中学校2校において、デジタル教科書のプロトタイプを使って実証実験を行うこととなった。研究は10月から来年3月末までの予定で、4月を目途に成果を発表する予定になっている。
実証研究において、東北大学は、デジタル教科書で取得すべき学習履歴データ項目についてガイダンスを行うとともに、取得されたデータの分析を行う。東京書籍は、取得された学習履歴データがどの単元のものかのマッチングを行うとともに、東北大学で行われるデータ分析作業に協力する。
またACCESSは、「Lentrance Reader」に学習履歴データ取得機能を搭載し、実証研究用先行開発版として提供する。そして、日本マイクロソフトは、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用したデータの蓄積や分析における技術支援を行うとしている。
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)