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2017年12月14日

オンライン辞書Weblio、今年の英単語2017に「FACT」が決定

ウェブリオは13日、「Weblio今年の英単語2017」に、4万5千人以上のユーザーが検索した英単語「fact」を認定したと発表した。

d22962-4-869442-0「今年の英単語」は、同社のオンライン辞書「Weblio英和・和英辞典」で年内に検索数が急上昇した英単語を調査し、各年の世相を最もよく表す英単語を認定するもの。2014年から始まり今年で4回目の開催。

今年の英単語2017は、「事実」や「現実」と訳される英単語「fact」。年間総合検索数は4万5948で、2月12日には5152人のユーザーがその意味を調べた。「fact」はもともと多く検索される基礎英単語だが、今年は2月に突出した検索数の急増を見せたほか、世間のニュースと連動した検索数の増加が見られた。

「fact」(真実)に対し、今年は「fake news」(嘘のニュース)という言葉もよく聞かれた。アメリカのトランプ大統領がメディアを名指しで「You are fake news」と呼んだことも、大きな話題となった。しかし、「fake news」がWeblio英和・和英辞典で際立って多く調べられた形跡はなく、「fake」(偽の)単独についても同じ様子だった。

一方、「fact」の検索数の急増は、「オルタナティブファクト」(alternative fact)や「ファクトチェック」(fact check)といった語への世間の注目の高まりと連動していることが読み取れた。フェイクニュースへの警戒が高まるにつれ、多くの人が「嘘のニュースに対し、事実とは何か」ということを見つめ直していたようだ。

今年の英単語2017の選考では、「fact」のほか、FABULOUS、CELEBRATE、PARTIAL、CARRIER、PRECIOUS、BILLION、FAREWELL、SURMISE、FAKEの9語が候補としてノミネートされた。

関連URL

「今年の英単語」特設サイト

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