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2018年2月14日

白銅、東京理科大、キヤノンMJが金属3Dプリンター材料を共同研究

キヤノンMJは13日、白銅および東京理科大学と共同で金属3Dプリンターの造形材料の研究を行い、JIS規格のアルミダイキャスト材料「ADC12」の造形レシピの開発に成功したことを発表した。これをうけ、白銅は「ADC12」による造形サービスを今年4月から開始する。

ADC12造形物

ADC12造形物

これまで、金属3Dプリンターで造形可能な材料の多くは、欧米のプリンターメーカーが標準材料として提供している欧米市場向けの材料に限定されており、日本の製造業では馴染みのないものも多く、材料の制限が金属3Dプリンター活用を検討する際の最初のハードルとなっていた。

そこで、白銅、東京理科大、キヤノンMJの3者は、昨年3月から米国3D Systems社の金属3Dプリンター「ProX DMP 200」を活用し、国内製造業で広く利用されているJIS規格に準じたアルミ合金の共同開発を進めてきたが、今回約10カ月をかけてその開発に成功した。

白銅は、金属3Dプリンターの受託製造を通じてマーケットのニーズを調査してきた。東京理科大は、まだ歴史の浅い金属3Dプリンター技術について、必要となる学術と技術的知見を蓄積・体系化するべく、産業界と連携して基礎から応用までの幅広い研究開発に取り組んできている。3台のプリンターを用途別に運用し、標準材料にはない実用的な素材とそのプロセス技術の開発を推進するとともに、金属3Dプリンターの特長を生かした機械設計技術についても研究している。

またキヤノンMJは、今回の研究に使用した機材やノウハウの提供、エンジニアの派遣を行った。同社では今後も、3Dプリンターに関する技術や関連ソリューションに対する見識を深め、自社エンジニアの育成、顧客への提案領域の拡大を継続して行っていくとしている。

今回実現した「ADC12」造形物は、強さやしなやかさなど、バルク材を上回る機械特性を有しており、新たな用途向けの部品開発や製品への活用が期待されている。

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