2018年2月16日
松阪市立殿町中学校、中1数学でのタブレット活用
【PR】中学校1年生 数学 比例とそのグラフ ~MetaMoJi ClassRoomでの協働学習~
三重県松阪市立殿町中学校

殿町中学校では、一人1台のiPad端末や電子黒板等のICT機器を活用した協働学習の授業研究を行っています。
授業者用iPadと生徒用iPadの全端末に「MetaMoJi ClassRoom」(以後ClassRoom)を導入し、授業実践を進めています。
中学1年生数学の比例「式とグラフと表を結んでみよう」
中学1年生数学の比例についての活用的な課題「式とグラフと表を結んでみよう」の授業時にClassRoomを使いました。比例の式とグラフと表をClassRoomの機能を使って、関係性を考えさせ、身につけさせようという課題です。
まず、画面が四分割され、それぞれに三つの式と、最後の一つのスペースには、「どれにも属さないもの」と記されています。これが入ることで、中途半端な理解ではたどり着けない状況を作り出す狙いです。

次に、六つの表とグラフです。一筋縄ではいかないよう、表はいくつかが虫食いになっています。グラフは、これもギリギリの条件だけが示されています。
基本的には原点、あとは傾きとその角度が分かるだけ。範囲指定のあるものについては、最低限のx、yの値が示されています。
個別学習で個人思考を深める
さて、生徒たちは、こうした条件をもとに、表とグラフを四分割の画面に当てはめていきます。まずは個人思考です。恐る恐る、試行錯誤を始めています。
ClassRoomのアイテム配付、また、それを自由に配置できる機能を使って、学習レイヤーにした表とグラフを四つのグループに分類していきます。中には、改めてこれまで学んだノートを見ながら、確かめつつ考えている生徒もいます。
授業を見ていると、この試行錯誤がClassRoomの大きなメリットの一つといえそうです。
こうした活用の課題は、一定のルールや手順に沿って機械的に課題を解決していくのではなく、与えられた条件をそれぞれ自由な観点と方向から見て解決を導く、というやり方ですから、試行錯誤が簡単にできることは重要な要素です。
事前に紙で作った教材でも同様のことはできそうですが、準備にかかる手間はおそらく膨大でしょうし、さらに言えば、ClassRoomを使うことで、生徒の学習状況に合わせてその場で作成し、試行錯誤させることも可能です。
協働学習で対話的に学ぶ
さて、授業は、自分の考えをもとに、グループでの検討へと移っていきます。授業者は、電子黒板や授業者用iPadに反映される各生徒の進捗状況を確認しながら、グループ活動へと移行しています。こうしたリアルタイム性はClassRoomの得意とするところだと言えるでしょう。
グループ活動に移った生徒たちは、お互いのやり取りの中で、自然と基本的な比例のルールを確認しながら分類を進めています。先ほどの個別学習の場面で、自分のノートを見返していた生徒もそうですが、生徒の興味・関心を呼び起こすような活用の課題を適切に与えることで、生徒は必要に迫られて基礎の学びを振り返り、自らのものとしていきます。
そのようにして、活用することで身についた基礎の力は「本物」となっていきます。「分からなさ」に立ち向かう生徒の、「解きたい」「分かりたい」という意欲が引き出す理解は、確実に生徒の血肉となっていくことが、グループでの学習活動での生徒の表情からうかがえます。そうした「活用・応用」の課題の工夫に、ClassRoomの機能は一役買っているように思いました。
授業も終盤、そろそろグループの活動を終えて、まとめに入りたいところです。なかなか相談は終わりませんが、授業者は生徒用iPadに「先生に注目!」の画面を表示して、電子黒板へと注意を促しています。指名された生徒は、自分のiPadに手元で書き込んだり、学習レイヤーを動かしたりしながら、グループ活動をもとに、自分の考えを、理由を交えて説明しています。電子黒板ではその状況がリアルタイムに表示され、ほかの生徒は一所懸命説明を聞いています。また、授業者は、ほかの生徒の考えを比較して表示し、生徒に考えを促しています。
「MetaMoJi ClassRoom」の基本的な機能を活用した、比例の活用の課題は、それぞれの生徒に自分なりの学びを生み出しながら、授業の終わりを迎えました。授業者は、「今度は、ぜひ一つのワークシートにみんなで書き込める機能を活用して、生徒の興味・関心や意欲を引き出す課題に挑戦したいですね。」と話していました。
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