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2018年4月26日
3Dプリンター成形による患者自身の骨に癒合し同化する人工骨 5月発売
ネクスト21は、理化学研究所、東京大学などと共同で、3Dプリンターによる患者自身の骨に癒合・同化する人工骨 (CT-bone) の研究開発を進めてきたが、今月17日に厚生労働省から製造販売承認を取得し、5月から販売を開始する。
今回開発されたカスタムメイド人工骨は3Dプリンターを使って成形している。材質はカルシウム欠損型HAで、最適な再結晶化のために新規硬化処理方法を採用している。3Dプリンターでは、骨内部構造を形成し、0.1mmの精度で形状を再現することができる。そのため、3Dプリンターによる製造方法は、人工骨のような生体材料の成形に最も適しているという。
また、CT-boneは他の人工骨のように焼結しないため、生理的に活性化された人工骨となり、母骨への癒合が早く、時間の経過につれて患者自身の骨へ同化するのが特長となっている。
同社では、日本での事業化と並行して、欧州での製造販売ビジネスも展開する予定で、すでにオランダのXilloc社とEU諸国でのCT-boneの製造・販売に関するライセンス契約を締結している。また、アジア市場への供給については、日本で製造して輸出する方向で計画している。
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