2018年5月30日
学校へのスマホ持ち込み許可 中学生21.6%、高校生84.3% MMD研究所調べ
MMD研究所は、テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」と共同調査を行い、その第3弾として「2018年4月 中高生の学校のIT利用状況調査」を実施、その結果をまとめ発表した。
12~18歳のスマートフォンを所有する中学生、高校生の男女1,106人を対象に行ったもの。
学校へのスマートフォン持ち込みが許可されているかの質問には、中学生の7.9%が「許可されている」、13.7%が「条件付きで許可されている」と回答。合わせて21.6%が許可されていた。
高校生は、52.4%が「許可されている」、31.9%が「条件付きで許可されている」と合わせて84.3%が許可されていた。
スマートフォン持ち込みに関して、決められているルールや条件があるかについては、中学生で最も多かったのは「学校や先生に携帯所持の許可申請をする」で49.6%、次いで「登下校時のみ使用可能」が40.0%、「授業中は電源を切ってカバンやロッカーにしまう」が37.4%だった。
高校生で最も多かったのは「授業中は電源を切ってカバンやロッカーにしまう」の69.2%、次いで「登下校時のみ使用可能」30.0%、「学校や先生に携帯所持の許可申請をする」14.1%。
学校のWi-Fi環境は、中学生25.9%、高校生22.0%が「Wi-Fiがある」と回答。自身のスマートフォンの接続では、中学生は「休み時間だけ接続できる」が1.9%、「いつでも自由に使える」が20.8%。高校生では「休み時間だけ接続できる」4.3%、「いつでも自由に使える」20.7%だった。
また、授業で使う端末については、中学生は「PC(デスクトップ)」が40.5%と最も多く、次いで「PC(ノート)」21.8%、「タブレット(iPad)」16.3%。高校生は「PC(デスクトップ)」が最も多く41.0%、次いで「タブレット(iPad)」15.4%、「PC(ノート)」14.5%だった。
どのような授業でデバイスを利用しているかの問いで、「PCやタブレットの操作の授業で使う」が、中学生61.3%、高校生63.0%。
どんな操作を習っているかでは、中学生は「WordやExcelやPowerPointの使い方」が60.6%と最も多く、次いで「タイピングの練習」39.9%、「プログラミングの方法」35.5%の順。高校生は「WordやExcelやPowerPointの使い方」が84.5%と最も多く、次いで「タイピングの練習」37.9%、「画像や写真の編集の仕方」29.1%。
授業でPCやタブレットをどのように使っているかの問いには、中学生は「授業で使う教材の共有」が48.0%と最多、次いで「動画の視聴」40.2%、「黒板やノートとして利用」27.9%となった。
一方、高校生は「授業で使う教材の共有」が49.4%と最多、次いで「動画の視聴」32.3%、「宿題やプリントの配布、提出」25.6%の順に。
最後に、学級閉鎖や休校など学校からの緊急時の連絡はどのように行われているかでは、中高生とも「一斉送信のメールが届く」が最多、次いで、中学生は「電話でクラスメートから連絡が回ってくる」18.8%、「LINEでクラスメートから連絡が回ってくる」15.8%。高校生は「LINEでクラスのグループにメッセージが届く」21.8%、「専用のアプリなどで通知が届く」14.5%。中高では連絡手段が異なる結果となった。
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