2018年6月8日
東京大学、「世界大学ランキング」で最高位を更新し23位に
世界的な高等教育機関調査会社QS(Quacquarelli Symonds)が7日に公表した「世界大学ランキング(QS World University Rankings)」で、日本国内1位の東京大学が世界ランキングの順位を昨年度の28位から23位に上げ、過去10年間での最高順位を更新した。
世界的に見ると、米マサチューセッツ工科大学が7年連続世界1位で、アジアではシンガポール国立大学(世界11位)が最高順位。
QSは、2004年から毎年、世界大学ランキングを発表しており、現在、85カ国の世界上位1000校の大学をランク付けしている。それによると、世界ランキング上位1000校に選ばれた日本国内の大学は44校で、昨年から1校増えた。また、世界ランキング上位100校のうち日本国内の大学は5校で韓国と同数。アジアでは中国の6校が最多だった。
今年のランキングで、日本国内の大学は17校が順位を上げ、15校が昨年と同位(または同バンド)、11校が順位を落とした。新規のランクイン校は京都工芸繊維大学1校だけ。
東京大学は評価指標のうち、Academic Reputation(学術関係者からの世評)のスコアは世界第7位、Employer Reputation(雇用者からの世評)のスコアは世界第13位。また、同校は世界の研究機関上位100校にもランクインしている。
全体として日本の大学は概ね好評価を獲得しているが、ランクインした日本の44校のうち、27校がQSのAcademic Reputationランクを落としており、国際的な学術コミュニティーで、以前と比べて日本の大学の威信の相対的な低下が示唆されている。
日本の研究パフォーマンスも相対的に悪化し、44大学のうち37大学がCitations per Faculty(教員一人当たりの被引用数)のスコアが低下。
また、世界的に見て日本の大学の国際性も相対的に低下。日本の大学34校がInternational Student Ratio(留学生比率)のランクを落とし、44校中41校がInternational Faculty Ratio(外国人教員比率)のランクを落としている。
関連URL
最新ニュース
- TDXラジオ」Teacher’s [Shift]File.207 森村学園初等部 不破花純 先生(前編)を公開(2025年2月10日)
- 宇宙に行ってみたい小中学生は55% プラネタリウムや宇宙科学館に行った経験がきっかけ =ニフティ調べ=(2025年2月10日)
- バレンタインで中高生の32.8%が「特に何もしない」と回答=スタディプラス調べ=(2025年2月10日)
- こども家庭庁、こどもの自殺対策に関する講演会「学ぼう心のサイン 守ろう10代の命」開催(2025年2月10日)
- B Lab、徳島県海陽町でeスポーツイベントと生成AIを活用したワークショップ開催(2025年2月10日)
- 海と日本プロジェクト、海洋ごみ問題を学ぶ小学校高学年向け出張授業in港楽小学校を開催(2025年2月10日)
- 横浜市立大学、社会人履修プログラム「研究開発型オープンイノベーター(ビヨンドURA)」4月開講(2025年2月10日)
- バイドゥ、愛知大学×Simeji マルハラ解消に向けた産学連携プロジェクト始動(2025年2月10日)
- 成蹊中学、武蔵野市の課題と解決策を生成AIで絵にした発表会開催(2025年2月10日)
- 長野・飯綱町、小6の理科で「micro:bit」を活用したプログラミング授業実施(2025年2月10日)