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2018年9月5日
CompTIAが学校機関のセキュリティ人材育成支援を強化
100カ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供する「CompTIA」(本部:米国イリノイ州)の日本支局は4日、日本国内のセキュリティ分野の人材不足を解決するため、主要テクノロジー企業4社と連携して、学校機関に対するプロフェッショナルなセキュリティ人材育成の支援を強化していくと発表した。
「CompTIAスカラーシップ・プログラム」を活用し、アクセンチュア、シマンテック、日本マイクロソフト、Planetway Corporationの4社と連携して、9月から、学生のセキュリティ人材育成を支援していく。
具体的には、全国57校の高等専門学校を中心に、CAPP Academyに登録している約150校の大学、専門学校で希望する学校に対して、支援を行っていく予定。この取り組みを通して、2018年度は約500人に対してセキュリティスキル育成に取り組んでいく。
高等専門学校では「情報セキュリティ人材育成事業」(K-SECプロジェクト)を通したセキュリティ人材の輩出が目標とされているが、今回の取り組みでは、このK-SECプロジェクトに対しても支援を行っていく予定。
また、セキュリティスキルの育成だけでなく、学生の就業意識の向上や産業界への理解を深める活動なども並行して行う。
CompTIAでは、学生のITスキル育成支援として「CAPP Academy Program」を無償で提供している。また、2018年5月からは、学校機関と産業界との連携を強化する「CompTIAスカラーシップ・プログラム」の提供を開始。
今回、CompTIAの「国策だけでのセキュリティ人材不足への対応は、スピード感や育成する人材数への対応が困難であり、民間でも対応可能な施策を実施すべき」という考えと、「将来を担うセキュリティ人材として、学生に適切なセキュリティスキルを身に付けてもらいたい」という各社の思惑が一致し、共同で、セキュリティエンジニアを目指す学生を支援していくことになった。
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