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2018年11月27日

埼玉工業大、自動運転車2台が同時走行する全国初の実証実験に参加

埼玉工業大学は26日、同大発ベンチャー「フィールドオート」が参加した、運転席に人がいない自動運転の車を2台同時に走らせる全国初の実験の内容を発表した。

自動運転車両の走行を同社スタッフが担当

自動運転車両の走行を同社スタッフが担当

今回の実証実験は、愛知県が自動運転の社会実装を見据えた最先端の実証実験に取り組む中、豊橋市の協力を得て、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で11月14日~21日に行われた。

将来、園内バスへの導入の可能性を検証するため、遠隔型自動運転の実証を行ったもので、園内の1.5キロを時速7キロで走行した。運転席にドライバーが乗っていない複数の車を遠隔監視で走らせる実験は全国初。

今回、フィールドオートはティアフォー社と連携して、自動運転車両のオペレーションの補助を担当。11月17日には、大村愛知県知事と佐原豊橋市長も試乗して自動運転技術を体験した。

今回の実証実験は、車両内の運転席が無人で、車外の遠隔監視・操作拠点に設置した運転席で、2台の車両(エスティマ、マイリー)を同時に遠隔監視・遠隔操作した。

遠隔監視時の車両は、ハンドル、アクセル、ブレーキが自動的に制御されて出発地から目的地まで自動運転。万一、衝突などの危険を察知した場合は、遠隔操作者などが緊急停止の措置を行う。

フィールドオートは、これまでにも、埼玉工業大学の自動運転研究プロジェクトとして、SIPや埼玉県深谷市での公道実験に取り組んできた経験とノウハウを持っている。

また今年9月には、損害保険ジャパン日本興亜が東京に遠隔型自動運転サポートセンターを設置した際に実施した、損保ジャパン日本興亜の本社ビルから、プライムアシスタンスの本社までの約1.5kmに及ぶ交通量の多い青梅街道で、レベル3の自動走行をした。

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