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2018年11月30日
マイクロソフト、「Minecraft カップ 2019 全国大会」開催を発表
日本マイクロソフトは 29日、ICT CONNECT 21、ユニバーサル志縁センター、育て上げネットと連携し、未来の創り手となる子どもたち・若者に向けたコンピューターサイエンス教育施策の実施を発表した。子どものプログラミング教育支援としての「Minecraft カップ 2019 全国大会」の開催と、若者就労支援としての「若者TECH」の取り組み開始である。
2020年度から小学校でのプログラミングが必修化され、中学校、高等学校でもプログラミング教育の強化が順次進められ、大学入試にも情報科目の導入が検討されるなど教育制度の変革が進む中、不登校や院内教育等、教育が届きづらい子どもたち、これまで義務教育の中でITに触れる機会が限られていた若者世代などコンピューターサイエンス教育機会の不平等さが課題となっている。
今回の取組は、「Minecraft カップ 2019 全国大会」の開催により、学校教育で学ぶ子どもたちだけでなく、困難を抱える子どもたちにもプログラミング学習機会を提供しこの課題を解決するというもの。
2019年3月10日の参加者向けオープニングイベントを皮切りに、6月30日までが応募期間となる。ラグビーワールドカップ日本大会や東京オリンピック・パラリンピックに向け、「子どもたちが創る『スポーツで』みんなが豊かにくらすマチ」がテーマ。3名以上の15歳以下のプレイヤーと、1名以上のコーチでエントリーしMinecraftのワールドを開発する。
参加に必要なMinecraft: Education Edition は、教育機関以外のチームにも大会期間中は、無償でライセンス提供される。200チームの参加を目標とする。
優勝チームのワールドは、ホロレンズでの展示や3Dモデル化なども検討中だという。
日本マイクロソフトの平野拓也代表取締役社長は、「全世界の月間アクティブユーザー数9100万の『Minecraft』というゲームでやるのが良い点。子どものやる気喚起のためにも、ワクワクすることとして告知してゆきたい」と意欲的に語った。
実行委員長の東京大学教授で慶應義塾大学教授の鈴木寛氏は、日本の初等教育における課題として、学びのモチベーションの低さをあげた。プログラミング教育の必修化は、一定以上の効果を上げるだろうが、プログラミング嫌いを作ることも懸念。しかし、「Minecraft」を使用することで楽しみながらこれを解決し、重要なコミュニケーション力、コラボレーション力を高めることも期待できると語った。
開催概要
コンテスト名:Minecraft カップ 2019 全国大会
開催期間 :2019 年 3 月 10 日 (日) ~ 8 月 31 日(土)
コンテスト内容:スタジアムや運動場、体育館などのスポーツ施設とこれと連携して利用される施設のある町に住んだり訪れたりすることで、暮らす全ての人々が充実した暮らしをすることができるワールドを開発する。
応募期間 :2019 年 3 月 10 日 (日) ~ 6 月 30 日(日)
対象者:15 歳以下の男女で構成される原則 3 名以上のチームとコーチング役となる成年者。
必要な環境:教育機関に提供されている Minecraft: Education Edition がインストールされ、インターネットに接続された Windows 10、Mac OSX、iPad のいずれかが動作する端末、相互の端末が接続された LAN。教育機関ではない参加者には、NPO との連携により特別ライセンスが提供される。
応募方法 :オンラインのフォームに必要な項目を入力して送信(含む 3 分動画、ワールドデータ)
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