2019年7月9日
AI型タブレット教材「Qubena」、島根県海士町の全小中学校が導入
COMPASS(コンパス)は8日、同社のAI(人工知能)型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」が、地方自治体として初めて、島根県隠岐郡海士(あま)町の全町立小中学校で正式採用された、と発表した。
隠岐諸島の離島にある人口約2300人の海士町は、人口減少や少子化が深刻化。それに伴い、児童生徒への十分な教科指導と、教材や授業研究の時間が確保できないことなどの問題を抱えていた。
そこで今回、アダプティブラーニングによる児童生徒一人ひとりに応じた教科指導と基礎学力の定着、教員の負担軽減を目的に、海士町立の福井小学校、海士小学校、海士中学校の3校で「Qubena」を導入した。
小中学校の算数・数学の授業の中で「Qubena」を活用するほか、複式学級の小学校では、複数の学年が混在した授業内でもアダプティブラーニングで各児童の学年やレベルに合わせた学習を実施。
また、教員はリアルタイムに更新される学習管理の機能を使い、児童生徒への指導を強化。
AIを搭載した「Qubena」は、生徒一人ひとりの学習中の操作ログや計算過程、回答データを分析することで、つまずく原因となっているポイントを特定し、その生徒が解くべき問題へと自動的に誘導し、効果的で効率的な学習ができる。
同社が運営する学習塾では、中学数学の1学年分の学習範囲を平均28時間で学習修了するという。小学算数・中学数学・高校数学IAⅡBに対応、高校数学は河合塾と共同開発している。
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