2019年7月12日
奈良市、全小学校で導入済みの見守りシステム「ツイタもん」をパワーアップ
奈良市は11日、昨年9月に全市立小学校へ導入した、登下校見守りシステム「ツイタもん」のシステムを機能強化し、パワーアップすると発表した。
具体的には、「ツイタもん」に保護者への子どもの校門通過時刻の通知機能を加えるほか、いつどこを通過したかを確認できる位置情報システムの導入に向け、同市立富雄北小学校をモデル校として、2学期から試験運用する。
同市は、「ツイタもん」の運用を、2017年9月からモデル校(都跡小学校・大安寺小学校・富雄北小学校)で開始し、昨年6月には20校に、9月には残りの20校へ導入し、全市立小学校への導入を完了した。
同市の「ツイタもん」加入児童数は1万530人、加入率は67%(6月10日現在)で、そのうち校門通過時刻が通知される有料オプション加入者は3495人(34%)。
「ツイタもん」システムで、徒歩で通学する子どもの位置情報を検知するシステムの導入は、全国では福岡市(3校で導入)に次いで2番目。ICタグ1つで位置情報を検知できるシステムは奈良市が初。
「位置情報システム」の運用開始は8月26日(2学期始業式)を予定。6月下旬~8月上旬にかけて、固定受信機設置作業(校区内15基)を行う。
予算額は、「校門通知システム運用委託料」250万円、「位置情報システム運用委託料」117万円で合計367万円。
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