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2019年7月17日

将来に必要な、“自分で学び続ける力”を伸ばすツールとして「すらら」を活かす/札幌新陽高校

札幌新陽高等学校(札幌市南区)は、「生徒間の学力差解消」と「課題を達成する力の育成」をめざして、すららを導入した。授業では、すららを通して個に応じた学びを実践しつつ、時間管理や課題の進め方など、自分で学習をマネジメントする力の育成を重要視している。

個に応じた学びを通して、「課題を達成する力」を身につけてほしい

札幌新陽高等学校は、「本気で挑戦する人の母校」をスローガンに掲げ、さまざまな教育改革に取り組んでいる学校だ。2018年度から課題解決型学習を重視した「探究コース」を新設し、生徒たちが夢や目標にチャレンジする心を養うために「本気・夢ゼミ」を実施するなど、斬新な教育活動を実践している。

探究コース・伊原克哉教諭

探究コース・伊原克哉教諭

そんな同校がすららを導入したのは、2018年のこと。全4コースあるうち、2018年に「探究コース」で、2019年からは「進学コース」「総合コース」でも採用を決めた。すらら導入の経緯について探究コースの伊原克哉教諭は、「生徒間の学力差に開きがあることが課題でした。ABランクの生徒もいれば、Hランクの生徒もいるなど(※)、ひとつのクラスにさまざまな学力の生徒が混在していました。しかし、すららであれば、小学生の内容から、上は難関大学をねらう生徒に合った問題まで用意されているので、個に合った学びができると思いました」と語る。
※北海道は内申点を成績に基づき良いほうからAからMのランク付けを行い、入試の判定に利用しています。

そして、もうひとつ。すららを導入した理由として同教諭は、「課題を達成する力を身に着けてほしいと考えています」と話す。1週間ごとに宿題として与えられるユニット数をこなすためには、どのように学習を進めていけばよいか。自分自身で時間を管理し、自分で確実にやり遂げるよう、マネジメントできる力を養ってほしいというのだ。その点、すららは学習管理が行いやすく、生徒の進捗状況も把握しやすいのがメリットだという。「締め切りを守れなかった生徒に対して、どのように1週間を過ごしていたのか。時間の使い方で改善できるところはないか、そんな視点で学習を見直せるところが良いですね」と伊原教諭は話す。

間違った問題はひとつ下のレベルを提示。体系的に学べるのがメリット

札幌新陽高校では、どのようにすららを活用しているのか。伊原教諭が受け持つ探究コース・数学の授業では、週5時間ある授業のうち、2時間をすららによる個別学習に充てている。学習内容は、習熟度別に5グループに分け、それぞれのレベルに応じたものを伊原教諭が配信。生徒たちは個別で課題に取り組み、分からない部分は各グループで教え合ったり、友達に聞いたりして、自分の力でゴールすることをめざすという。

探究コースでのすらら学習風景

探究コースでのすらら学習風景

伊原教諭は「最初こそ、友達とワイワイ話しながら学習する姿が見られましたが、継続していくうちに、“自分でやらなきゃ”という意識が芽生えてきました。課題を少し多めに設定しているせいもあるかもしれませんが、自分の時間を上手く作れるようになってきたと感じています」と手応えを語る。

また、すららで個別学習を行う一方で、伊原教諭は週の残り3時間を利用して課題解決型学習にも挑戦している。現在は千葉工業大学とコラボして、来年打ち上げ予定のロケットについて学習を進めているというのだ。同学習では物理の知識がメインになるが、それを支える数学も重要である。生徒たちは、こうした学習を通して、数学を学ぶ必要性を実感しながら個別学習と課題解決型学習の両方に取り組んでいる。

ほかにも、札幌新陽高等学校では英語の授業でもすららを活用。英語も数学と同様に、習熟度別に5つのグループに分けて、課題を配信。1週間に1度、課題確認テストを行い、生徒たちがどのように学習に向き合ったかを確認しているという。

すららを活用するメリットについて伊原教諭は、「問題を間違ったとき、ひとつ下のレベルの問題が表示されるのがいいですね。数学も、英語もそうですが、生徒たちがどの部分に弱点を抱えているのかを教師も知ることができるので、次に活かせます」と話す。すららのドリル機能は、6万問以上の問題数を用意し、問題が解けない根本的な原因も自動で見つけ出して、一人ひとりの理解度にあった問題を提示することが可能だ。ドリル機能で体系的に学びながら、一人ひとりの苦手に向き合っていけるというのだ。

高校を卒業しても、学びは続く。学び続ける力の育成をめざしたい

すららの導入後、生徒たちの学習にどのような成果が出ているだろうか。これについて伊原教諭は、「課題の達成率が確実に上がってきました」と語る。当初は、20〜30%台の生徒が多かったのに対し、今では最低ラインが50〜60%台まで上がっているという。生徒たちは、日常的にすららの個別学習に取り組みながら、課題をこなす力が着実に身についている。

個別学習に取り組みやり抜く力を育む

個別学習に取り組みやり抜く力を育む

一方で、伊原教諭はすららの学習について、「生徒へのフィードバックを非常に大切にしています」と語ってくれた。1時間に1回はログインするようにし、生徒たちからの質問がないかをチェックしているという。課題の期限が守れなくても、挽回した生徒には頑張ったことを褒めてあげたり、先に学習を進めている生徒に対してアドバイスをしたりと、生徒と向き合う時間を大事にしている。

「生徒たちの成功体験を増やしてあげたいと考えています。すららの場合は、教師が課題を配信するだけなので負担も少なく、時間的に余裕が生まれます。その時間を生徒と向き合うために使いたいと考えていて、できる限り、生徒の良いところを見つけて褒めていきたいと思っています」と伊原教諭は語る。

同教諭がそうした考えを持つ根底にあるのは、生徒たちが生きる未来を見据えてのことだ。変化が激しい時代を生きる生徒にとって、自分で学べるかどうかは、人生を左右する。「高校や大学を出たら学びが終わるわけではなく、今の時代は、学び続けなければなりません。そうした力を育成するために、すららの学習は、自分自身で学び続けるための下準備と捉えています」と伊原教諭は話す。札幌新陽高等学校では今後も、すららの学習を継続しながら、将来に必要なスキルの育成をめざすという。

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