2019年7月17日
ウェブインパクト、陸前高田の高校生向け「ICT教育プログラム」が大学の正課課目に
ウェブインパクトは16日、同社が立教大学社会学部において2018年度パイロット・スタディとして開設した寄附講座、岩手県陸前高田市の高校生向け「ICT教育プログラム」が今期から、同大「ICT教育の実践によるコミュニティ支援」として単位認定される正課課目となったと発表した。
2018年度立教大学で実施したパイロット・スタディは、ウェブインパクトから立教大学社会学部に講師を2日間派遣し、学生たちは最新技術のAI(人工知能)や、ロボットアプリの活用方法について基本技術を学び、岩手県陸前高田市を訪問。現地では中・高校生を対象とした学修講座で教育支援のサポートスタッフとして、3泊4日の現地実習・ボランティア活動を実施。地元の学校に通い、ITに興味のある十数名の中・高生たちを数名ずつのグループに分け「陸前高田市をICTでもっと便利にしよう」というテーマのもと、立教大学の学生たちから教育を受けICTを身近で体験した。
正課課目となった2019年度春の履修申込時には、最大定員数を超える応募者が希望し、厳正な選考の結果、20名を選抜した。ウェブインパクトは、立教大学に2日間講師を派遣し、1人1台のハンズオン形式で最新技術のAI(人工知能)を使ったチャットボット作成体験を通して、ITの基礎技術と課題解決力を身に付ける講義を実施。
その技術や方法を身に付けた学生たちは、同大学と岩手大学で共同運営する陸前高田グローバルキャンパスを拠点に、8月と12月に計20時間(講座準備時間を含む)、現地高校生向けICT教育を実施する予定。陸前高田へ派遣される立教大学の学生が、陸前高田で学修講座を行う際に、ウェブインパクトはリアルタイムに遠隔(リモート)でサポートを行う環境を整えるという。
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