2019年9月10日
東京大学とIBM、提携して量子コンピューティングの研究・教育を促進
日本アイ・ビー・エムと東京大学は9日、今年6月にアカデミック・パートナーシップを締結したことを明らかにした。
これにより、東京大学はIBM Q Networkに参画し、教育・研究のためにIBM Qの最先端の商用量子コンピューティング・システムに直接アクセスできるようになる。研究トピックには、量子コンピューターに必要なソフトウェアの研究、NISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer)量子アルゴリズムの研究、量子コンピューティング・アプリケーションの範囲の研究が含まれる。
教育面では、今年度採択された卓越大学院「変革を駆動する先端物理・数学プログラム」において、量子力学的発想で直接量子プログラミングできる能力を有する新世代を育成し、物理・数学の先端分野で科学技術を推進する人材を創出する。
また研究面では、具体的には、現代コンピューターを超越する量子アルゴリズムの理論と、量子回路設計とプログラミングを通した実装から、IBM Qの高度な操作機能を活用した量子力学シミュレーションや量子機械学習などの研究を行うとしている。
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