2019年9月13日
高校生の就活、60%が「自分に合った会社が見つかるか」不安 =ジンジブ調べ =
高校生の就職支援と採用支援を行うジンジブは12日、合同企業説明会「ジョブドラフトFes」に来た高校生を対象に実施した「就職に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
同社は、7月26日に東京、31日に大阪で、それぞれ100社の企業を集めた、高校生向けの合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を開催。会場に集まった高校生(参加者846人)にアンケート調査(回答者数634人)を行った。

それによると、まず、就職活動に関しての不安を聞いたところ、第1位が「自分にあった会社が見つかるか」(59.9%)、2位が「面接対策」(58.7%)だった。
また、就職を決めた理由について質問したところ、第1位が「自立して稼げるようになりたい」(45.6%)、第2位「経済的な理由」(28.8%)、第3位「大学・短大・専門学校でやりたいことや行く目的が見つからない」(27.6%)、第4位「高校を卒業してから勉強したくない」(21.1%)。
その他の回答の中には、「バイトをしていて働くのが好きだと思ったから」「就職するか定かではないが選択肢のひとつ」「自分の夢のためにお金が必要」「目標に早く近づきたい」などがあった。
就職先を探し始めた時期を質問したところ、第1位「3年生7月」(31.2%)、第2位「3年生4月」(18.8%)で、以下、「3年生6月」(12.6%)、「3年生5月」(11.3%)の順。
企業探しが短期間に集中していること、3年生4月~6月の回答が42.7%と、求人票開示前から企業探しを行う高校生が多数いることが分かった。
合同企業説明会「ジョブドラフトFes」に参加して実際に就職活動に前向きになったかを質問したところ、「そう思う」(26.5%)、「どちらかと言えばそう思う」(30.7%)を含めて57.2%が、「前向き・楽しくなった」と回答した。
「ジョブドラフトFes」に参加して見学や応募したい企業が見つかったと回答した人に、その理由を聞いたところ、第1位は「会社の雰囲気が良さそう」(66.6%)、第2位「仕事内容に興味がある」(48.2%)。以下、「担当の方の話が面白かった」(36.9%)、「条件面(給与・休日数・福利厚生など)」(30.6%)の順だった。
また、「職場見学で見たい・知りたいポイント」を質問したところ、第1位は「会社の雰囲気」(81.0%)、第2位「仕事内容」(78.2%)、続けて「条件面(給与・休日数・福利厚生など)」(48.6%)、「先輩の声」(46.4%)だった。
企業の誰から話を聞きたいかの質問では、第1位「年の近い先輩社員」(68.3%)、第2位「採用担当者」(60.9%)、続けて「ベテラン社員」(25.1%)、「社長」(22.4%)だった。
同アンケート調査の回答者は、男性47.9%、女性45%で、課程は全日制44.3%、定時制10.6%、通信制42.6%、その他0.2%。学科別では、普通76%、商業5.2%、工業4.7%、その他10.9%。
卒業年度は、2020年卒が89.6%、2019年卒3.2%、2021年卒4.4%の割合。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













