2019年12月13日
現役エンジニアが思う「3年後に仕事で使えそうな言語」=侍調べ=
侍は12日、同社の「侍エンジニア塾」の現役エンジニア兼インストラクター54人を対象に実施した「プログラミング学習に関わるアンケート」の調査結果をまとめ発表した。

それによると、現役エンジニア兼インストラクターに3年後にも仕事で使えそうな言語を聞いたところ、1位は「JavaScript(Node.js)」、2位は「Python」、3位は「PHP」という結果になった。
「JavaScript(Node.js)」が選ばれた理由を推察すると、Webサービス開発でフロントエンドの開発言語はほぼJavaScript一択の状態で、Web系アプリケーションでは必ず活用するといっても過言ではなく、フロントエンド・バックエンド・スマホアプリも書けるJavaScript(Node.js)を選んだインストラクターが多くいたようだ。
また、GmailやTwitterに代表されるシングルページアプリ(SPA)の台頭で、フロントエンドで求められる開発のボリュームや必要な知識・役割も増え、フロントエンドエンジニアの需要や単価も伸び続けていることも要因の一つだと考えられる。
1年前にしておけば良かった意思決定を聞いたところ、1位は「英語を学んでおけばよかった」、2位は「新しい言語を学んでおけばよかった」、3位は「デザインを学んでおけばよかった」という結果になった。
プログラミングコードのほとんどが英語で書かれており、英語力が高い人ほど学習効率が高かったり、新しい言語やスキルアップにも役立つ。
特にエラーの解決や周辺情報を調べる際に、英語で検索することができれば、英語で書かれた最新の情報を参考にすることができる。こうしたことから、「英語学習」が1位に選ばれたようだ。
2位の「新しい言語を学んでおけばよかった」にしても、やはり最新の言語は英語の情報ソースから参照することが多く、英語力が高い人ほど新しい言語習得も容易となる可能性が高いと言える。
数多くあるプロジェクトツールの中で、オススメのツールを聞いたところ、1位は「Backlog」、2位は「Redmine」、3位は「Microsoft Excelまたはスプレッドシート」という結果だった。
「Backlog」が選ばれた理由を推察すると、タスク管理機能だけではなく、ガントチャート・バーンダウンチャート・Slack連携などの機能も充実しており、2016年の大型リニューアル以降は柔らかい印象のデザインで根強い人気を博していることが支持に繋がったようだ。
大規模開発で人気のJIRAや小規模開発で人気のTorelloやAsanaも上位に食い込んだが、Backlogはユーザー数の増減による料金の変動も少なく、小・中・大規模のプロジェクトで使い勝手がよい点も支持を得た要因だと思われる。
その他、オンプレミスでも運用ができるRedmineや、誰でも使えるExcel・スプレッドシートが2位、3位と続いた。
多くの受講生と向き合っているインストラクターに、「伸びる学習者」の特徴をフリーアンサーで回答してもらったところ、「自ら調べ、自走力があり、明確に作りたいモノがある人」
という人物像が浮かび上がってきた。
この調査は、「侍エンジニア塾」のインストラクター54人を対象に、10月22日〜11月15日にかけて、インターネットアンケートを使った自社調査で行った。
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