2020年1月22日
北海道科学大学とマインドシフト、AI活用で学生支援・教員支援の研究を開始
北海道科学大学とマインドシフトは21日、マインドシフトが開発した二つのAI(人工知能)推論エンジンおよびAI類似文書エンジンを活用することにより、進路指導などの学生支援活動の質的向上を実現しつつ、教員の業務負荷の軽減を達成するための研究を開始すると発表した。
価値観の多様化や雇用の不安定化などの近年の社会情勢の変化によって注目されつつある大学の学生支援業務だが、その具体的な方法論については教員の経験則に基づく部分が多く、質・量ともに不均質であるのが現状。また、ポートフォリオ(目標達成の記録)、個別面談など、学生支援を充実させるための取り組みの中には教員の負担が大きいものもあり、教員のワークライフバランスの悪化や、その他の業務に割ける時間の減少といった問題を生じている。
学生の潜在的な欲求をAIによって推定し、進路支援のありかたをパーソナライズすることで、学生の学生生活に対する満足度を向上させることができると考えられる。
また、「学生の勉学・その他自己研鑽に対するモチベーションの向上」や「的確な指導による学生個人の学習能力向上」といった効果も期待できるという。
これらの効果は、学生の学力伸長を加速し、同大学の掲げるスローガン「+Professional」を実現することに繋がる。
本研究は、上記の構想を実現する具体的方法を考案し、その効果を実現することによって、高度な専門性を有する人材を育成する方法を確立することを目的としているという。
具体的には、2019年11月から開始する、北海道科学大学工学部情報工学科の卒業研究テーマ(指導教員:松崎 博季教授、学生:2名)において、推論エンジンを用いた学生支援システムの構築に向けた準備を開始。2020年度以降、学習データを充実させ、学科横断的な検証作業を開始。そして就職支援センターにおいて実証実験を行い、実用化の可否を評価する。
関連URL
最新ニュース
- 小学生の保護者95.5%がプログラミング必修を知っているが大半は「なんとなく」=ライブルベース調べ=(2021年4月23日)
- 全国の受験生が「関心を持った大学」、第1位は今年も早稲田大学 =テレメール進学調査=(2021年4月23日)
- 22卒学生の94.4%がWebセミナー・面接に「参加したい」と回答=学情調べ=(2021年4月23日)
- 福島県磐梯町と慶應SFCが「令和の日本型教育」の実現へ連携協力(2021年4月23日)
- マイナビ進学「2021年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」を実施(2021年4月23日)
- 就職希望の高校生の78%が企業への応募は「自分で決めたい」=ジンジブ調べ=(2021年4月23日)
- 女子大生のインサイトレポート、コロナ禍での変化から読み解く最新就活事情 =キャンパスラボ調べ=(2021年4月23日)
- 3月中に「対面合同企業説明会」に参加した22卒学生は前年の約3倍 =マイナビ調べ=(2021年4月23日)
- コードタクト、「オンライン授業のはじめかた」セミナーを27日に緊急開催(2021年4月23日)
- デジタル技術を駆使した広島が舞台の実証実験 「D-EGGS PROJECT」最終審査結果を発表(2021年4月23日)