2020年4月22日
データサイエンティスト協会、企業の求めるデータサイエンティスト人材とは
データサイエンティスト協会は21日、国内企業におけるデータサイエンティストの採用に関する調査結果を発表した。
調査は昨年8月21日~10月8日に従業員30名以上の国内一般企業を対象に行われ、283社から有効回答を得た。それによると、データサイエンティストが1人以上在籍している企業は全体の29%、在籍者数の内訳は1~2人の企業が22%、3~5人が26%、6~10人が22%となった。在籍しているデータサイエンティストをタイプ別で分類すると、エンジニアタイプが最も多く43%、次いでマーケタータイプ33%、アナリストタイプ24%となった。
データサイエンティストを増員予定の企業に対して、今後3年間でのタイプ別の増員数を訊ねたところ、マーケタータイプが最も多く40%、次いでエンジニアタイプ36%、アナリストタイプ24%となり、ビジネスの視点でデータを分析できる人材が求められていることが窺えた。
同じくデータサイエンティストを増員予定の企業に対して、今後3年間で採用・育成したデータサイエンティストの具体的な人物像を訊ねたところ、「データによるビジネス課題解決を得意とする人材」「複数の分野を俯瞰的にみてデータ分析の活用を戦略的に考えられる人材」が求められていることが分かった。
一方で、この1年間で新たにデータサイエンティストを採用予定だった企業のうち、58%が「目標としていた人数を確保できなかった」と回答、データサイエンティスト不足が解消されていない現状が浮き彫りとなった。また、今後3年間でデータサイエンティスト在籍企業の77%が増員を予定、データサイエンティストがいない企業でも11%が新たに獲得したいと回答した。
関連URL
最新ニュース
- 8割以上の学生が「将来に向け資格を取得したい」と回答 =アビタス調べ=(2025年4月4日)
- Classi、保護者連絡サービス「tetoru」の自治体連絡機能が東京・北区教委に導入(2025年4月4日)
- コドモン、東京都荒川区の保育所10施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年4月4日)
- 長野県中野市とコドモン、保育DXに関する連携協定を締結(2025年4月4日)
- 大学受験、「どうせ無理」と周囲から言われながらも合格した人の“秘策”とは =A.ver調べ=(2025年4月4日)
- AI英会話アプリ「スピーク」、⽇本⼈の英語 実は訪⽇外国⼈は理解できている説検証(2025年4月4日)
- 東北大学、社会人向け講義「実践的量子ソリューション創出論」受講生募集(2025年4月4日)
- 東京科学大学、社会人向けMOT講座「エッセンシャルMOT夏季集中コース」受講生募集(2025年4月4日)
- 関西外国語大学、外国語学部の学生が生成AIを利用した語学学習システムの研究成果を発表(2025年4月4日)
- 三谷産業、生徒の出欠管理システム「neconome」を金沢大附属高校と開発(2025年4月4日)