2020年4月29日
Rist×東北大、高解像度画像に特化したAIアルゴリズム・モデル開発の共同研究
Ristは28日、今月から東北大学とともに高解像度に特化したAIアルゴリズム・モデル開発の共同研究に着手したことを明らかにした。
現在使用されているモデルのほとんどは低解像度の画像を対象としたものだが、製造業の異常検知などのタスクにおいては、解像度の高い画像内にある小さな異常の検知を目的とすることが多く、実用性を考えると世の中一般に公開されているAIアルゴリズム・モデルでは有用でないケースが多いのが課題となっていた。また、日本の製造業は非常に品質が高く、もともと不良品データがとりにくいということも課題の1つだった。
こうした課題を解決すべく、高解像度の画像にある小さな異常検知やモード分類、その場所の可視化までを少量のデータでリアルタイムに行えるAIアルゴリズム・モデルの開発を行うこととした。
これにより、製造業の外観検査において精度と速度を向上させるとともに、開発コストの削減を目指す。また、外観検査の属人性をAIで置換することで品質を一定にし、顧客の業務改善に貢献していく。
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