2020年5月4日
札幌学院大、遠隔授業の実施に伴う修学支援として5万円給付
札幌学院大学(北海道江別市)は、遠隔授業の実施に伴い、学修環境を整えるなどの修学支援金として、各学部に在学している学生を対象に(休学者を除く)、一律5万円を給付する。
この支給は、遠隔授業に関するアンケートの実施により、端末の準備状況や通信環境などさまざまな事情から学修環境を整えることが難しい学生もいることが判明したため。具体的な支給方法と時期については、検討中であり、決まり次第、大学ホームページ等で通知する。
4月16日、特別措置法に基づく政府による緊急事態宣言が全国に発令され、北海道は特定警戒都道府県に指定された。これに伴う北海道知事からの休業要請に基づき、学生などのキャンパスへの立ち入りを制限。同学ではこれに先立つ4月2日、学生の学びを止めないために全ての授業を5月末まで遠隔授業により実施するとともに、遠隔授業の準備のために前期授業開始日を5月4日へ延期することにした。
この間に行った遠隔授業に関するアンケート結果によると、端末の準備状況や通信環境などさまざまな事情から学修環境を整えることが難しい学生もいることが判明。また、遠隔授業により大学の施設が利用できなかったり、各種の行事・プログラム・課外活動が中止となったりするなど、学生はこれまでと違った環境の中で、学生生活を送ることになった。
新型コロナウイルス感染症の拡大が終息に向かい、6月以降、教室における通常の授業を行うことができるかどうかも不透明であり、学生には学びを止めないために、なるべく早期に遠隔授業に対応できる端末や通信環境を整備する必要がある。
そこで、札幌学院大学では学修環境を整えるなどの修学支援金として、各学部に在学している学生(休学者を除く)に一律5万円を給付することとした。
同学では、新型コロナウイルスの感染リスクを背負いながら医療・介護の現場を支える関係者に感謝の気持ちを伝えるため、「フライデー・オベーション(Friday Ovation/金曜日に拍手を)」の趣旨に賛同し、当面の間、金曜日は公式ホームページのメインビジュアルを青く変更する。
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