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2020年5月27日
アドビ、1億円のファンドでクリエイターの創作活動を支援
アドビ・システムズは26日、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に置かれたクリエイターの創作活動を支援するため、グローバルで約1億円(100万米ドル)のファンド「Creative Residency Community Fund」を創設、クリエイターからのプログラム参加を募集すると発表した。
同プログラムは、5月から12カ月間実施され、申請した候補者たちは毎月新しいクリエイティブプロジェクトを実施する。日本での申請は、26日から専用サイトで受付を開始した。また、申請は3カ月ごとに締切り、選考期間を経て、随時結果を候補者に連絡する。
同ファンドへの申請は、クリエイターから申請されたプロジェクトの企画内容やクリエイティブのスキルに応じて、個人の「クリエイティブプロジェクト」または「アドビ委託プロジェクト」のどちらかにできる。
「クリエイティブプロジェクト」は、個人の創作活動に対してのサポートで、企画のアイデアやその制作プロセスのシェアやタイムラインの提案をもとに選考委員会で審査。
また「アドビ委託プロジェクト」は、会社のニーズやタイミング、個人のスキルや強みに応じてプロジェクトとのマッチングを行い、制作活動をサポートする。
例えば、Adobe.comのトップページのキービジュアルの制作、日本の記念日をアドビのソーシャルチャンネル上で祝うためのビジュアルの制作協力などが用意されている。
どちらのプロジェクトも、対象に選定された場合は5〜50万円の間でのCommunity Fundを受け取ることができる。さらに、Creative Cloudの1年間の無償ライセンスやキャリアガイダンスのワークショップなどの追加サポートも受けられる。
世界中のクリエイターが申請できるが、「日本プロジェクトへの申請」は日本語でのコミュニケーション、「グローバルプロジェクトへの申請」は英語でのコミュニケーション。また、18歳以上(学歴不問)で、ビジュアル制作ができるクリエイターであることが必要。
対象は、様々なジャンルのビジュアルデザイン分野のプロジェクトで、ビデオ、写真/フォトアート、グラフィックデザイン、イラスト、3D、モーションデザイン、プロダクト/インターフェイスデザイン(UI/UX)など。
申請期限は6月1日、9月7日、12月7日、来年3月1日の4回設けられており、それぞれの期限ごとに選考期間、候補者への返信期限、プロジェクト開始日が設定されている。
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