2020年5月28日
コロナ禍の学生の悩みは就活とオンラインでの知識習得 =CompTIA日本支局調べ=
CompTIA日本支局は、CompTIA CAPP Academy Programを導入している全国の大学、専門学校、高等専門学校、高等学校機関を対象に、新型コロナウイルス下の学生ならびに教員の現状を把握するための調査を行い、27日その結果を公表した。
調査は4月23日~5月15日に行われ、教員・学生を含む134件の有効回答を得た。学生のオンライン授業の受講状況については、67%の学生が参加できる、32%の学生が参加できるが不安があると回答している。不安要素としては「通信障害」「理解度」「学習効果」「自宅での学習のため真面目に取り組めるか/集中できるか」といったことが挙げられた。
学生の学習面、生活面、就職活動などで「よくなったこと、できるようになったこと」では、移動がなくなったため「勉強の時間が多くとれるようになった」といった回答が見られた。また、就職活動に関しては「就活はWeb会社説明会が多くなったので、気軽に参加できるようになった」などの声が聞かれた。
反対に「悪くなったこと、できなくなったこと」では、就職活動に関する懸念が多く寄せられ、予想できない事態に陥っている様子が窺えた。また、58%の学生が何らかの形でオンラインキャリアイベント、オンライン就職支援イベント、企業研究会、会社説明会を希望すると回答している。
教員では、92%がオンライン授業を導入していると回答し、オンラインへのシフトが急務となっていることが窺える。オンライン授業導入の懸念点としては、学生側の環境問題、学生の進捗状況の確認、学生側の通信環境が多種であることなどが挙げられた。また学生同様に、求人の中止、Web面接に伴う環境構築ストレス、Web面接の評価への不安など、就職に関連する回答が目立った。さらに個々の学生へのケアができない点も挙げられ、対面式によるコミュニケーションを希望する意見も多く見られた。
学校機関から業界への期待としては、学生の就職活動へのサポートや、職業実践専門課程で企業と連携した授業の機会が確保できないことから、オンラインでできるセミナーや連携授業の要望などが多く見受けられた。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月11日)
- 教育ネット、徳島県立全学校に「おたすけ学校AI」を実証導入(2025年1月10日)
- コドモン、岩手県奥州市の保育所7施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年1月10日)
- 約4割の学生が「5社以上」のインターンシップなどに参加 =学情調べ=(2025年1月10日)
- タイパ・コスパの高い「オンライン学習塾」が共働き家庭の支えに =オンライン指導塾そら塾調べ=(2025年1月10日)
- 受験は親にとっても大きな挑戦、受験生の負担を気遣う親が行う「見えない応援」とは =ジョンソン調べ=(2025年1月10日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2025年1月10日)
- 社会構想大学院大学、「教育CIO養成課程」を2月に開講 ICTを活用した教育改革のリーダーを育成(2025年1月10日)
- アイディア高等学院、「個性に合わせた能力向上」をめざした教育を開始(2025年1月10日)
- 三信電気、日建学院の出席確認システムに顔認証の仕組みを導入(2025年1月10日)