2020年6月3日
人間総合科学大、大学再開時から「おでこ温度」の計測システムを導入
人間総合科学大学は1日、学校内での新型コロナウイルスの感染対策として、生徒のおでこの温度をサーモグラフィーで映し出す「おでこ温度」の測定システムを、8日の大学再開時から蓮田キャンパスで導入すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、学校内でも十分な感染防止への配慮を実施しているが、さらに大学にある資源を有効活用して取り組めることがないかと考え、人間総合科学大学の研究所で使用している、皮膚の表面から放射される赤外線を分析して可視化できるサーモグラフィーを利用して、生徒の“おでこ”の温度を接触することなく計測できるシステムを導入。
今回導入するシステムは、サーモグラフィーで体の表面の温度を測定しており、体の内部の安定した温度を表す「体温」とは異なる。あくまで発熱の自覚がない人が気づくための目安として活用し、サーモグラフィーで温度が高く表示された場合は、保健室等で体温を速やかに計測。
体温計不足の問題や、1人暮らしで体温計を持っていないという学生もいる中、生徒におでこ温度を計測してもらうことで体調の変化に気づき、体の中心部分の温度に関心を向け、体温計での検温を促すことが目的。
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