2020年7月1日
約半数の企業が「直接来社のインターンシップ」を実施予定 =学情調べ=
学情は、全国の企業492社を対象に実施した「22卒インターンシップに関する企業アンケート」の結果をまとめ、6月30日に発表した。
この調査は、新型コロナウイルスによる、インターンシップの実施時期や実施方法への影響について、企業アンケートしたもの。
それによると、インターンシップの実施方法を聞いたところ、「直接来社のインターンシップを予定」が48.2%、「直接来社とオンラインの両方を予定」が19.7%で、合計67.9%の企業は感染症対策をした上で「直接来社」でのインターンシップを予定している。
一方、「オンラインでのインターンシップを予定」とする企業は6.1%にとどまった。また、上場企業は、非上場企業よりも「直接来社とオンラインの両方を予定」とする割合が10.3ポイント高くなっている。
インターンシップの実施予定期間は、「1日」開催が46.7%で最多で、「半日以下」20.1%とともに、引き続き短期間のプログラムを予定する企業が多いことが分かった。
一方、今年1月の調査と比較すると、「2~3日程度」は2.2ポイント増、「5日~1週間程度」は4.4ポイント増で、複数日程のプログラムを検討する企業がわずかながら増加傾向。
開催予定日数が長くなっている背景には、インターンシップで学生と深くコミュニケーションをとりたいと考える企業の増加が考えられる。
2021年卒採用では、3月の採用広報解禁時に、新型コロナウイルスの影響で会社説明会のWebセミナーへの代替を余儀なくされたことから、学生と直接接触できるタイミングで、学生とのコミュニケーションを充実させたいと考える企業が増え、インターンシップの重要度が相対的に高くなっていることも推察される。
インターンシップの実施予定時期は、「2月」が最多で41.7%、次いで「8月」41.3%。以下、「9月」「1月」と続き、夏とほぼ同じ割合で冬のインターンシップを予定している企業が多いことが分かった。
一方、2022年卒学生を対象に、今月実施した「参加希望調査」では、8月が80.8%、9月が70.8%と、8月・9月への参加希望が集中していた。夏休み期間中も実施することが、2022年卒インターンシップ集客のアドバンテージになると考えられる。
この調査は、全国の企業(上場企業85社/非上場企業407社)を対象に、6月12日~19日にかけて、Webアンケート方式で実施。有効回答数は492件。
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