2020年7月20日
奈良県教委、GIGAスクール構想の県域共同調達でChromebook 約9万台の採用決定
奈良県教育委員会は19日、県内すべての自治体が参加するGIGAスクール構想推進委員会で、児童生徒1人1台の情報端末の整備を行う県域共同調達を実施し、Chromebook 9万176台、iPad 3463台の調達を決定し、各市町村での契約を開始したと発表した。
共同調達では、各自治体の教育委員会が、WindowsOS、ChromeOS、iPadOSから自由に選択できるプロポーザルを実施したが、結果的にChromebookの希望が95%を超える結果となった。
推進委員会事務局がある奈良県立教育研究所のWebサイトでは、プロポーザルの趣旨、共同調達の目的や概要、48項目にも及ぶ3OSの比較検討表などが公開されており、理想的な学習環境構築と、県内すべての学校で個別最適化の学びの実現や、新型コロナウイルス感染症対策として持ち帰りが可能になる情報端末が選択されているという。
奈良県ではすでに、全市町村共通の統一ドメインでG Suite for Educationの運用がはじまっており、これによって、県域で共通のクラウドプラットフォームとそれを利用する共通端末が整備されたことになり、学習状況の共有にとどまらず、端末、アカウント、セキュリティ、フィルタリング、クラウドコンテンツやプログラミング教材なども、県域で共通で利用できる環境が整うことになり、新型コロナウイルス対策や災害時においても県域で、学びを止めない学習活動を行えるようになるという。
県教育委員会及び市町村教育委員会が協力して、オンラインによる教員研修についても、県域で実施していく予定になっている。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)