2020年11月10日
ICT支援員普及促進協会、ICT支援員・会員数が1カ月で140%増
ICT支援員普及促進協会は9日、2020年11月1日現在の会員数がこの1カ月で140%アップしたと発表した。GIGAスクール構想による児童生徒1人1台の端末整備が進み、今後その活用を支える専門職として、ICT支援員に注目が集まっている表れだと考えられる。

同協会は、政府の「GIGAスクール構想」実現による急激な人材需要に対応するため、「ICT支援員」に必要な基礎知識を習得できるWeb講習会を2021年1月17日まで開講するとともに、教育委員会からの相談も受け付けている。協会に入会後は、Web講習会による知識習得だけでなく、会員による定期ミーティングでの情報共有や、困ったときの各種相談などの支援も行う。Web講習会を受講し確認テストを終了すると、「ICT支援員Web講習会ブロンズコース修了証」が発行され、これは自治体のICT支援員募集条件のひとつにもなっている。
「ICT支援員」は、学校の先生や子どもたちのICT活用を支える専門職。これまでも文部科学省は、「ICT支援員は不可欠な存在」としてきたものの、そもそも学校のICT環境の整備が進まず、「ICT支援員」の配置も進まなかった。コロナ禍により政府の「GIGAスクール構想」が急加速し、「全国の小中学校の児童生徒1人1台の端末整備」が、今年度中に完了する見通しとなった。これを受け、全国の教育委員会から「ICT支援員」の募集が急増することが想定される。現在はICT支援員として活躍できる人材は、全国でも約2000から3000名程度しかいないとされており、人材の育成が急務となっている。
講習会の概要
開催日程:2020年11月9日(月)~2021年1月17日(日)
対象:ICT支援員の基礎知識習得に興味のある人・技能習得を希望する方で要件を満たす人
費用:6200円(税込)
※I C T支援員普及促進協会の年会費(4000円/2021年3月31日まで有効)を含む。
※すでにICT支援員普及促進協会の2020年度の年会費を納入している会員は、2200円(税込)で受講できる。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













