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2020年12月16日
ジョリーグッド、公立小学校の特別支援学級でVR授業の公開実証を実施
ジョリーグッドは15日、市川市立新浜小学校で同社が提供するソーシャルスキルトレーニングVR「emou(エモウ))を活用した実証を行ったと発表した。
対象は特別支援学級3年生以上の生徒16名。公立小学校の特別支援学級で、VRを使用した実証を行うのは、これが全国初だという。同実証は、新型コロナウイルスの対策下でも、子どもたちの学びを止めない新しい学習のカタチを実現することを目的としている。
新浜小学校ではこれまで、知的障がい学級の児童にソーシャルスキルトレーニングを行う場合、ロールプレイや絵カードを活用して実施した。児童の中には、知的障がいによる課題(想像力・社会性の欠如)から、学習場面を日常生活に置き換えたり、学習したスキルを日常的に発揮したりすることが難しい児童が多いという。
今後、コロナウイルスの感染状況によって休校になった場合、対面でも場面の変換が困難な特別支援学級の児童は、教育がさらに難しくなることが懸念されている。VRを活用したソーシャルスキルトレーニングを活用することで、児童は自宅でVRゴーグルを装着するだけで場面を疑似体験することができる。児童の社会スキルを学ぶ機会を止めず、よりリアルに近い場面で反復練習ができ、適切な行動の般化を目指す。
発達障がい支援施設向けVRプログラム「emou」は、全国の発達障がい支援施設に向けて、VRによるソーシャルスキルトレーニングを提供している。対人関係や集団行動を上手に営むための技能を獲得するソーシャルスキルトレーニングを、専門医の監修のもとVRプログラム化し、VRで簡単に場面の再現ができる。コンテンツ毎のセッション進行マニュアルもセットで提供しており、経験の浅い支援スタッフでも受講者に良質なトレーニングが行えるのが特徴。同プログラムは経済産業省「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」で優秀賞を獲得している。
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