2020年12月25日
グレーだった『覚える作業(インプット)』のすべてをMonoxerではっきり明確に /さくら個別指導学院
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さくら個別指導学院は、愛知県岩倉市に本校のある小中学生対象の個別指導塾。2020年4月には兵庫県伊丹市に2校目を開校。毎日解放する広い自習室が特長で、多くの生徒らが意欲的に家庭学習や定期試験対策でも利用している。生徒らには『学力・全力・ポジティブ』を身につけて卒業後の人生もずっと幸せであってほしいと、指導歴20年超の國立拓治代表。勉強の『覚える作業(インプット)』に記憶ツールMonoxer(モノグサ)を採用し半年、導入の経緯や率直な使用感について話を聞いた。
覚える作業:「やっていないからできない」のか「やったけど覚えられない」のか
國立代表は、勉強とは簡単に言えば『覚える作業(インプット)』と『解く作業(アウトプット)』の2つだと表現する。『解く作業(アウトプット)』については理解を促すために指導できるが、『覚える作業(インプット)』を教えることは困難だ。
覚えるための手順は示せるが、それでも「書いて覚えればいいですよね。」と効率の悪いこれまでに染み付いた覚え方をしてしまう生徒も多い。例えば、書くことそのものが目的になってしまい何も考えずに同じ語句でノートを埋める、口に出して読めない英単語や意味を知らない英単語をただ繰り返し書くことだけで満足してしまうといった具合だ。これでは定着しないためテストの結果も芳しくない。生徒は往々にして「覚えてきました。」と申告するのだという。
一生懸命努力したのにやり方の問題で記憶が定着しなかったのか、学習時間が不足しているのか、判断できずに強い言葉での激励もしにくかったと國立代表。ノートを残すように指導すれば努力の跡は見られるがそれが頭に入っているのか、適切な覚え方であったのかまではわからない。この『学習したのか、定着したのかわからないグレーの部分』をICTの力で解決したいと考えた。
Monoxerと出会うも半信半疑、コロナ禍が試用の機会となり効果を実感
2020年早春、秋田県や神奈川県の塾講師らから記憶定着ツールMonoxerを続けて勧められたのが出会いだった。始めは半信半疑であったと國立代表。
4月に入り、新型コロナウィルス感染症流行拡大を受け対面での指導が困難になった。ただオンライン授業や保護者のテレワークなどもあって生徒らの家庭のタブレット端末の所有率が向上し、Wi-Fi 環境が整備されるといった思いがけない変化がおこった。デバイス環境が揃ったことをチャンスととらえ、Monoxerのトライアルを決定する。
5月、中学3年生を対象に参加希望者を募り数名を決定。休校中に高校入試のための基礎的な英単語900語のうち頻出単語を覚えようという試みだ。Monoxerで100〜200語の単語帳をいくつか作って配信を開始した。トライアルを1ヶ月程続けたころ、『学習したのか、定着したのかわからないグレーの部分』のすべてが白くはっきりクリアになったと、國立代表はその鮮烈な印象を振り返る。生徒らが学習した内容、時間、記憶度がすべて見えるため、やらずに「覚えてきました。」とは言えなくなったのだ。努力したところ、努力すべきところが明確になり生徒ら自身も自覚できた。國立代表らも躊躇なく激励したり褒めたりできるようになった。トライアルに参加した生徒からは「こういうアプリで覚えたかった。」という好意的な意見も聞かれた。
本格採用スタート、進捗確認とコミュニケーションは同タイミングで
トライアルを経て本格採用が決まり、中学3年生35名ほどが夏の入試対策講座から基礎的な英単語学習に取り組むことになった。Monoxerで200単語程度に細かく分けた単語帳を配信し、夏までに500単語、冬休みまでに残りの400単語を全員が記憶度100%近くまで仕上げる計画だ。成績上位校を目指す生徒らにはさらに英熟語など追加配信される。愛知県では3年生1月までの定期試験の結果が内申書に反映されるため定期試験を指導しながら入試対策をする必要がある。単語記憶のように自学で効果が出る『覚える作業(インプット)』は、Monoxerに任せて皆が適切な覚え方で安定した結果を出せるようになるのは非常に大きなメリットだという。
秋から冬の5回の講座ではMonoxerで記憶した英単語の定着を確認するペーパーテストも実施する。これは生徒がいつまでに何をするのか目標を明確にし、記憶の定着を確認する大切な機会になる。
スタートしたばかりで、試行錯誤をしている部分もあるという。生徒の学習状況や理解度は管理画面で確認できるが、声かけのタイミングをまだ決めかねている。声かけのタイミングが遅くなり、管理画面で確認をした時には進度に遅れが出ている生徒もあった。定期的に管理画面を確認するための時間を持つのは手間にもなり、教室で声をかける時には進捗が変化している可能性もある。確認とコミュニケーションにずれがあるのは好ましくないと國立代表は考えていた。
そこでMonoxerに新たに追加されたリアクション機能を用いた運用を検討しているという。これは先生や管理者が生徒の進捗を確認した時、チャットやスタンプでリアルタイムにオンラインでコミュニケーションがとれる機能だ。確認と同時にフィードバックを行えて理想的だと期待する。
勉強の半分『覚える作業』を進化する画期的なツールで解決
「ICTの進化で『覚える作業(インプット)』において頼ってもよいものが世に出てきたと感じている。生徒それぞれに合う最適な記憶方法を試行錯誤する必要が減少していくのだと思う。『覚える作業(インプット)』と『解く作業(アウトプット)』の2つが勉強だが、その半分をMonoxerというICTツールで解決できるとは非常に画期的なことだ。英単語やその他の記憶学習は記憶ツールMonoxerに頼ればよいだろう。そして『解く作業(アウトプット)』で、できないことをできるように、間違えたものを正解になるように繰り返し練習して身につけてほしい。」と國立代表はMonoxerの活用をスタートしたこの6カ月間を振り返った。
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