2020年12月28日
近畿大、「近大DX」始動 2021年度から授業のオンデマンド化を推進
近畿大学は24日、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、2021年4月から、共通教養科目17科目とTOEIC対策科目1科目をオンデマンド授業として開講すると発表した。
同学は、ニューノーマル時代の新たな教育の提供ならびにポストコロナを見据えた学修環境の整備を目指して、授業のオンデマンド化を推進。2014年度からオンデマンド授業を開講している通信教育部の知見を生かしながら、通学課程の学生向けオンデマンド授業の制作を進めている。2021年4月から、共通教養科目17科目と、TOEIC対策科目1科目の計18科目を開講する予定。
高品質な授業を継続的に制作するため、音響・動画処理の設備を揃えたスタジオ「KICS(KIndai Creative studio)」を東大阪キャンパス内に2部屋設置。オンデマンド化される共通教養科目は、対面授業も併せて開講し、学生は自由に選択できる。
単なる対面授業の代替ではなく、オンデマンド授業を新たな選択肢として、学生はより自由度の高い時間割を組み、時間と場所の制約なく学業と生活を両立させることができる。DX化が進んだ大学のキャンパスは、物理的な空間とサイバー空間の両方に拡大。新時代の学生生活の創成を「近大DX」は目指す。オンデマンド授業の開講を皮切りに、デジタルを駆使することで、学生や世の中に新しい教育モデルや価値観を提供するというという。
開講科目一覧(予定)
暮らしのなかの憲法、現代経済の課題、国際経済入門、国際社会と日本、健康とスポーツの科学、キャリアデザイン、環境と社会、技術と倫理、生命の科学、芸術鑑賞入門、心理と行動、現代の社会論、環境科学、食生活と健康、地域と環境の地理学、現代社会と法、現代社会と政治、TOEIC勉強用のオンデマンドコンテンツ
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