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2021年2月5日
Barbara Pool、大分県内の高校生約150名がSTEAM教育をオンラインで初体験
Barbara Poolは4日、オンラインイベント「STEAMフェスタ」開催の運営協力をしたと発表した。同イベントは大分県教育委員会の主催する宇宙科学技術などの先端科学技術分野を担う次世代人材の育成を目指す大分県内の高校生を対象としたもの。県内19校から約150名の高校生が参加し、大分の未来や先端科学技術の可能性について、多角的な視点から考えた。
大分県は、米Virgin Orbitとのパートナーシップを発表し、水平型宇宙港の実現に向けた取り組みを進めている。同イベントでは、SDGsの「水」を大きなテーマとして掲げ、宇宙からの視点で水を学ぶ「THINK SPACE」と、地域の水について考える「THINK OITA」の2つのコースに分かれて、講義を実施した。
2コース共通のイントロダクションとして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力して「宇宙から見る奇跡の星“地球”」と題した講義を実施。
THINK SPACEでは、衛星データで降雨量を数値化した「地球観測ぬり絵」の挑戦や、JAXAが実際に宇宙で使用している水再生循環システムを体感。実験では、イオン交換樹脂と簡単な器具を使って、宇宙空間における水循環の仕組みや地球の水の価値について、改めて考えた。また、宇宙生活の課題を解決するアイデアを考え、チームごとに発表する場面もあり、運動不足になりがちな宇宙飛行士のためのアイデアや宇宙空間で体内時計を整える仕組みなど、大人顔負けのアイデアが並んだ。
THINK OITAでは、1人1台のiPadをフル活用し、地域の未来と水について考えた。3Dマップや衛星データを用いて、地域に残る水の軌跡を辿りながら、持続可能な地域のあり方を検討したほか、天然水や水道水など、さまざまな種類の水を試飲し、水の特性を高度計算やGoogle Earth、国土地理院webサイトなどのアプリケーションを使って地理学的に分析するワークショップも実施した。まとめとして、水の大切さや価値を伝えるためのアイデアを考える「デザイン思考」を通じて、発想力やクリエイティブな思考力を養った。
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