2021年3月30日
9割の教員が「障がい者のe-sportsを通じた社会参画に賛同」=いせむつ調べ=
いせむつ(バリアブレークカップ準備室)は29日、特別支援学校や、小・中学校に勤める教員107人を対象に実施した「e-sportsにおける障害者の社会参画の意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「現状、障がい者の社会参画は十分に機会があると思うか」と質問したところ、「とてもそう思う」は6.5%、「少しそう思う」は26.2%で、「あまりそう思わない」が61.7%、「全くそう思わない」が5.6%だった。
「障がい者が社会参画を行うにあたり、課題となっている点を教えてほしい」との質問では、「周りのサポートが不十分」57.1%、「バックアップする団体が少ない」42.9%、「法整備が整っていない」42.9%、「周りの視線による精神的負担が大きい」40.0%、「身体的・知的・精神的なハンディキャップが大きい」40.0%などの回答が寄せられた。
「障がい者の社会参画の機会がより広がって欲しいと思うか」との質問では、「とてもそう思う」が63.6%、「少しそう思う」が29.9%で、「あまりそう思わない」との回答も6.5%あった。
「障がい者がe-sportsを通じて社会参画ができるとしたら、あなたは賛同するか」との質問では、「とても賛同する」が54.2%、「少し賛同する」が34.6%で、「あまり賛同しない」8.4%、「全く賛同しない」2.8%との回答もあった。
前記の質問で、「とても賛同する」「少し賛同する」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「社会参画機会が増えることで障がい者の自立を促せるから」69.5%、「e-sportsであればハンディキャップの影響が少ないだろうから」58.9%、「e-sportsで人との関わりを持てるから」53.7%、などの回答が寄せられた。
また、「チャンスがあれば、あなたの生徒にe-sportsに取り組む機会を与えたいと思うか」と聞いたところ、「とても思う」が20.1%、「少し思う」が50.5%で、「あまり思わない」は14.7%だった。
「あなたは、e-sportsが障がい者の生徒の今後の可能性を広げると思うか」との質問では、「とても思う」が25.3%、「少し思う」が55.1%で、「あまり思わない」は12.1%、「全く思わない」は2.8%だった。
この調査は、特別支援学校、または小・中学校に勤める教員107人を対象に、3月4、5日
にインターネットで実施した。
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