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2021年4月5日
早稲田システム開発、展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が岡山県立美術館に導入
早稲田システム開発は1日、スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」のサービスが、岡山県立美術館に導入されたと発表した。
同館では、これまで使用してきた音声ガイドアプリが契約満了となるため、それに代わる来館者への情報提供手段を調査、検討。その中で「ポケット学芸員」は、所蔵作品の管理システムとして使用している「I.B.MUSEUM SaaS」の機能のひとつで、導入・運営のコストが新たに生じないことから、採用に至ったという。
基本的には常設展示である「岡山の美術」展のためのガイドを配信。ただし「ポケット学芸員」は、配信コンテンツの追加が容易であることなどから、可能な限り特別展などに出陳される同館以外の作品についても紹介していく予定。
岡山県立美術館は、郷土にゆかりのあるすぐれた美術品を収集・展示するとともに、ひろく国内外の芸術活動を紹介する展覧会や教育普及プログラムを開催し、県民の幅広い文化活動の発展に寄与することを目的として、1988年3月に開館。
同館では「岡山の美術」展と題し、古書画・日本画・洋画・工芸など多岐にわたる岡山にゆかりのある美術を、1年を数期に分けて紹介。また『岡山県新進美術家育成「I氏賞」』受賞作家展など若手作家の活動を支援する展覧会や、巡回展を含む特別展も年に7、8回と積極的に実施。加えて、学芸員による美術館講座や、子供たちを対象にしたワークショップなども毎月開催。
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