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2021年4月16日
マイクロソフト、1人1台ICT環境の活用に注力 教員向け活用ポータルを6月公開予定
日本マイクロソフトは15日、GIGAスクール構想の1年を振り返り、1人1台ICT環境の活用に向け、「教員」、「生徒」、「保護者」、「高校生」に対し、今後のどのような支援を行っていくのかについて発表した。
教員に対しては、「Microsoft教育センター」、自治体向けの無償研修「GIGA Start Program」の実施、「マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)」「マイクロソフト認定教員(MIE)」の認定プログラムを実施することで裾野を広げてきた。
今後は、今まで教員が使ってきた教材例・実践例・指導案を提供する教員向け活用ポータル「Microsoft Education 授業・学校活用素材集」を6月に公開予定。同ポータルの内容は、文部科学省 StuDX とも連携している。そして2023年度までにMIEE、MIEの教員を中心に地域のコミュニティを開設し、より多くの教員がICTを使えるように準備をしているという。
また、教員向けにすぐに使えるヒント集の提供も開始。これまであまりICTを使ってこなかった教員向けの基本的なマニュアルや、オンライン授業のヒント集、オンラインでのイベントのマニュアルを公開。さらに、教員の業務改善に関しては、家庭との電話対応をデジタル化する取り組みのテンプレートを公開予定。
生徒向けには、小中高大と段階的に活用できるコンテンツを提供。「教育版マインクラフト」、「MakeCode」、4月に日本語版が公開された「Hacking STEM」、最新テクノロジーを学ぶ「MS Learn」。プログラミングだけでなく、自分の想像、思い、好奇心を伸ばしいけるコンテンツが充実。また、インクルーシブ教育を支援する様々な機能もWindows 10 と Office 365 に標準で搭載する。
保護者向けには、家庭で安心安全に使える活用マニュアルを公開。「Microsoft at Life」では、パソコンの設定から、操作方法、在宅学習などに使える各種テンプレート、高校生のパソコンの選び方などの情報が掲載されている。
「高校での1人1台」の整備に向けて、「きみの学びが、世界を変える。」プロジェクトを同日に開始。生徒の主体の新しい取り組みの紹介、学びを支援する情報提供、多様化する生徒への支援などがまとまっている。
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