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2021年6月16日
早稲田システム開発、展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が入間市博物館 ALITに導入
早稲田システム開発は、スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」のサービスが、6月1日に入間市博物館 ALITに導入されたと発表した。
入間市博物館では、開館の準備段階から四半世紀以上にわたり、収蔵品管理システムI.B.MUSEUM を運用してきた。コスト面などの理由により2020年度のシステム機器更新に合わせてクラウド型収蔵品管理システムI.B.MUSEUM SaaSに移行。
一方、同館ではこれまで、特別展期間中や夏休み等に携帯型ゲーム機を使った音声ガイドの配信を行っており、その次の段階としてスマートフォン用アプリでのガイド配信を想定。「ポケット学芸員」は、「I.B.MUSEUM SaaS」の機能のひとつとして搭載されているため、今回のシステム移行に伴って導入準備を進めた。アプリそのものには費用をかけずに導入できるというこのクラウドサービスのメリットが高く評価された形だという。
まずは春の常設展示室内のミニ企画用に、臨時に出品した資料のガイドを作成して配信。引き続きコンテンツを充実させ、同館が管理する市内の建築物の文化財「旧黒須銀行」「旧石川組製糸西洋館」の関連資料や建物の解説も加え、現地でのガイドにも役立てていく予定。
入間市博物館 ALITは、1994年に開館した、地域の自然・歴史・民俗に加えて地域の名産でもある「お茶」を主要なテーマとして扱っている総合博物館。2018年度からは、施設管理・広報・誘客事業について指定管理者制度を導入し、市と民間事業者と二人三脚で運営している。
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