2021年8月6日
2022年卒業予定の学生、内々定者の69.5%が就活を終了=マイナビ調べ=
マイナビは5日、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生のうち、内々定を保有している学生4148人を対象に実施した「内定者意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、内々定を保有している学生の入社予定先について「すでに決めて就活を終了した」学生は69.5%で、前年より8.7pt増加した。
内々定保有社数は全体平均2.0社で、前年の1.87社を上回って、コロナ禍前の2020年卒(2.13社)の水準に回復しつつある。前年より内々定保有社数が増え、入社先を検討する際の選択肢が広がっている。
入社予定先を決めた後、不安になったことがあるかを聞いたところ、「不安になったことがある」と回答した割合は60.8%。
不安になった理由で最も多かったのは、「社会人としてやっていけるかどうか」21.8%で、次いで「この会社できちんと務まるかどうか」17.5%、「自分がこの仕事に向いているかどうか」17.0%だった。
内々定者フォローについて対面かWEBのどちらを望むかを聞いたところ、特に対面が望まれているのは「社内見学・工場見学・施設見学」が83.2%(対面で実施してほしい:61.6%+対面で実施希望だが状況に応じてWEBに変更してほしい:21.6%の合計)、「内々定式」が75.0%(同:45.2%+29.8%の合計)、「研修」が73.0%(同:46.3%+26.7%の合計)。
「内々定を得た企業の人事担当者あるいは人事以外の人から伝えられた『入社を決意させた』一言」についてフリーコメントで聞いたところ、「あなたと一緒に働きたい」「あなたと会えることを楽しみにしています」といった趣旨のコメントが多く見られた。
一方で、学業や課外活動など学生生活で力を入れていたこと(=ガクチカ)について、企業担当者からの好意的なコメントをもらい、入社を決意したという回答もあった。
この調査は、2022年卒業予定で内々定を保有している全国の大学生・大学院生を対象に、6月16日~7月5日にかけて、「WEBフォームによるアンケート」という形で実施。有効回答数は4148人(文系男子665人、理系男子922人、文系女子1621人、理系女子940人)。
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