2021年10月7日
親世代の7割が「オンラインと紙を併用した宿題」を希望=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は6日、子どもがいる20~50代の親199人を対象に実施した、「2021年:休校並びに学校の対策に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「新型コロナ感染拡大が心配される中、休校を希望するか」との質問には、6割以上(132)が「いいえ」と回答し、休校を希望しない家庭の方が多かった。
また、「今後の休校措置への不安はあるか」では、「はい」(145)という回答が7割以上(73%)となり、学習の遅れなどの様々な格差を引き起こす可能性がある休校措置に対して、不安を抱いていることが分かった。
「休校となる場合は、家庭でどんな工夫をするべきだと思うか」を聞いたところ、8割以上(165)が「学習環境の整備」と回答し、次に「コミュニケーションの活性化」(131)が続いた。
さらに、「休校となる場合は、学校でどんな対策を求めるか」を聞いたところ、第1位は「オンライン学習コンテンツの増加」(156)、第2位が「Wi-Fiなどのオンライン学習環境の整備」(117)だった。
家庭、学校ともに、ストレスなくオンライン学習ができる環境への需要が高いことが伺え、また、学校に対しては、通常の授業進行ができない中で、学習の遅れが発生しないように、オンライン学習コンテンツの充実を求めていることが分かった。
「休校が実施された際に、宿題などを増やした方がいいと思うか」との質問には、4割(80)が「はい」と回答。
また、「宿題はオンラインと紙のどちらの方がいいと思うか」を聞いたところ、「紙」(2)は圧倒的に少なく、7割(140)が「オンラインと紙の併用」を希望していることが明らかになった。オンライン学習の浸透に伴い、宿題もオンライン利用を積極的に求めていると考えられる。
では、「どんなオンライン学習ツールを使ってほしいか」を聞いたところ、「学習アプリ」(153)と「オンラインでの個別指導」(119)が多かった。
また、約3割(60)は「教育系YouTube」と回答しており、新しい学び方が広がり、映像を通した学習への関心度が高まっていると考えられる。
さらに、「オンライン学習で何を求めるか」との質問では、「楽しく学べる」(159)と「自主的に取り組める」(158)が僅差で続き、どちらも約8割が回答した。
また、2割程度は全項目を選んでおり、オンライン学習に望む要素が多いことが分かる。子ども1人で取り組むことが多いからこそ、自主性を持って取り組め、楽しんで続けられるオンライン学習が求められていると考えられる。
この調査は、子どもがいる全国の20~50代の親(男女)199人を対象に、9月3日~28日にかけて、紙回答の形で実施した。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)