2021年10月14日
大学志望の中高生の親、子どもに最も期待することは「本人がやりたいことの実現」=モチベーションアカデミア調べ=
モチベーションアカデミアは、大学受験を目指す中学生・高校生の子どもを持つ保護者300人を対象に実施した、「大学受験勉強に関するアンケート」の結果を12日に発表した。
それによると、中高生の親が子どもに何を期待するのか調査したところ、最も多かった回答は「本人がやりたいことを実現すること」(64.7%)だった。進学に向けた学力や学歴を高めることよりも、子ども本人がやりたいことを見つけ、それを実現する力を身につけることへの期待が大きいようだ。
2番目に多かったのは「安定した職業に就くこと」(34.3%)で、以下、「得意なことや好きなことをさらに上達させること」(27.3%)、「幅広い教養を身につけること」(27.0%)などが続いた。
「今の子どもを見て、将来社会に出て活躍できそうだと思うか」という質問には、60.7%の親が「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と回答。社会に出てから「活躍できるか分からない」または「自信が持てない」と感じている親の割合が多い結果になった。
子どもが将来社会で活躍できそうにないと思う理由を聞いたところ、「主体的に物事に取り組む姿勢が少ない」(48.7%)、「計画立てて物事を進めることができない」(43.6%)、「将来の目標が定まっていない」(43.6%)といった回答が上位にきており、目標を持って主体的に取り組むことに不安を感じている親が多い傾向だった。
学習塾に求めることを聞いたところ、第1位と2位は、「学校の成績を上げること」(34.7%)、「受験に向けた対策を進めること」(28.3%)だったが、これらと同じくらい期待が高かったのが「勉強する習慣をつくること」(28.0%)、「勉強の計画立て・実行を支援してくれること」(26.0%)、「勉強に対するやる気を出すこと」(24.3%)だった。
学校の成績だけでなく子どもの将来への不安がある親が多い中、学習塾への期待は、ただ成績を上げるだけでなく、その先の将来を見据えた自立力・主体性・やる気を伸ばすことまで広がっている。
この調査は、大学受験を目指す中学生・高校生の子どもを持つ保護者300人を対象に、9月17日~21日にかけて、インターネットで実施した。
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