2021年11月11日
保護者の8割以上が「子どもに金銭教育を受けさせたい」と回答=GOEN調べ=
GOENは10日、世帯年収500万円以上で4~10歳の子どもを持つ共働きの親(男女)1008人を対象に実施した、「将来設計と教育に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「将来設計を立てているか」と質問したところ、「はい」72.1%、「いいえ」27.9%という結果になった。また、「資産形成について関心はあるか」との質問では、「ある」が81.3%、「ない」が18.7%だった。
「資産形成に関して、具体的に何か取り組んでいるか」を聞いたところ、「取り組んでいる」55.0%が最も多く、次いで「取り組みたいと思っているが、何をしたらいいか分からない」25.8%、「これから取り組む予定」19.3%と続いた。
「資産形成に関して取り組んでいることや考えていることを具体的に教えて」と質問したところ、「学資保険」、「iDeCoやNISA」、「ジュニアニーサ」、「住宅投資など」、「FX、投資信託」、「貯蓄」といった回答が寄せられた。
「将来設計に関しての悩みや不安はあるか」との質問では、「少しある」49.5%、「とてもある」31.2%と、8割以上が何らかの不安を抱えていることが分かった。
「将来設計に関する悩みや不安の具体的な内容」を聞いたところ、「いつまで働けるか不安」、「貯金して貯まってもすぐにまとまったお金が出て行く」、「生活できるだけの年金がもらえるかどうか」、「教育費と老後の資金」などの回答が寄せられた。
また、「子どもの頃に金銭教育を受けたかったと思うか」と質問したところ、「ややそう思う」43.2%、「とてもそう思う」30.8%と、7割以上が子どもの頃に金銭について学び、知識を身に付けたかったと考えていることが分かった。
では、「自分の子どもに金銭教育を受けさせたいと思うか」を聞いたところ、「ややそう思う」44.0%、「とてもそう思う」38.1%と、こちらも8割以上が子どもに金銭教育を受けさせたいと思っていることが分かった。
「子どもに金銭教育を受けさせたい具体的な理由」を聞いたところ、「ライフプランをしっかり設計してほしいから」、「苦労させたくないから」、「色々なことに興味を持たせたいので」といった回答が寄せられた。
「子どもに金銭教育を受けさせる場合、どんなことについて学んでほしいか」を質問したところ、「お金の大切さ」70.9%との回答が最も多く、次いで「お金を稼ぐことの大変さ」63.7%、「お金の使い方(計画性・堅実性など)」61.2%と続いた。
この調査は、世帯年収500万円以上で4~10歳の子ども持つ共働きの親(男女)1008人を対象に、10月5日にインターネットで実施した。
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