2021年11月16日
中退学生、約2割が「新型コロナの影響で中退」と回答=ジェイック調べ=
ジェイックは15日、大学・大学院・短大・専門学校の中退者向けの、同社の就職支援サービス「セカンドカレッジ」の受講生113人を対象に実施した、「中退者(予定者)アンケート調査」の結果をまとめ発表した。

文部科学省が、2020年4月~12月までの中退の状況を調査した結果、中退した学生は2万8647人で、このうち新型コロナの影響と分かっている学生は1367人(中退者全体の約4.8%)だった(2021年2月16日公表)。
一方、今回同社がまとめたアンケート結果によると、「新型コロナの影響を受けた」と答えた中退者の割合は18.2%と、文科省が発表した数字(約4.8%)の約4倍の結果となった。
これは、同社の「セカンドカレッジ」に登録する中退者には、「経済的な影響でやむを得ず中退したが、早めの就職を考えている」という学生が、文科省の調査対象層に比べ多く存在するから、ということが可能性として考えられるという。
また、2021年4月~6月に実施した同アンケートでは、「新型コロナの影響を受けた」と答えた中退者の割合は13.2%で、影響を受けている学生が増加傾向にある可能性が示唆される。
新型コロナ感染拡大で受けた影響を聞いたところ(自由記述)、「入った瞬間から全てオンラインで、学校に行くことがなかった」、「オンライン授業になって、授業についていけなくなり、クラスの人と接点がなくなった」、「まず大学が実験なども含めリモート授業になってしまい“授業を受けている”実感が湧かなくなった」などの声が寄せられた。
また、過去の同社のアンケート調査から、留年経験の推移について分析したところ、2019年・2020年・2021年それぞれ7~10月について、いずれの年も中退者に占める留年経験者の割合は半数を超えていた。
各年同時期の留年経験者の割合は若干増加傾向(51.3%→54.8%→56.3%)にあることがみてとれ、2019年と2021年では5.0ポイントの差。
2019年に対し、2021年では、コロナ禍での大学生活という違いがあり、中退者からは「授業がオンラインになったことによって、ついていけなくなった」「周囲に相談できず、単位が取れなかった」といった声が上がっていることからも、コロナ禍の大学生活と留年には関係性があるようだ。
この調査は、同社の中退学生就職支援サービス「セカンドカレッジ」の受講生を対象に、7月1日~10月31日にかけて実施。回答者数は113人。
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