2021年11月24日
日本ユネスコ協会連盟、「プロジェクト未来遺産」無形分野のオンライン交流会を実施
日本ユネスコ協会連盟は19日、地域の文化や自然を保護・保全、継承する市民活動「プロジェクト未来遺産」の、「オンライン交流会」を開催した。
未来遺産運動は、日本の地域の文化や自然を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、2009年から行っている。地域の文化や自然を保護・保全、継承する市民活動を「プロジェクト未来遺産」として登録し、現在、全国37都道府県で73プロジェクトがある。
2020年、2021年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、新たな「プロジェクト未来遺産」の募集、登録は中止し、特にコロナの影響を受けている無形分野への支援を行った。その一環として、「オンライン交流会」を開催し、活動を推進していくうえでの課題や工夫等について、参加した9団体同士の意見交換を行った。
各団体が、それぞれの活動紹介や、普及広報、活動の広がり、活動資金、技術的な課題、伝統の維持・継承等のテーマについて発表。特に、広報面や資金の調達方法についての工夫や課題、後継者育成の観点から、地域の子どもたち、教育機関との連携方法について、活発な議論が交わされた。
「プロジェクト未来遺産」は未来遺産委員会で審査、登録が決定される。
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