2022年1月13日
コロナ禍の会社説明会、就活生の約3割が「全てオンラインだった」と回答=「まるごとDX」調べ=
ガリレオスコープは12日、同社の情報サイト「まるごとDX」が、2020年4月~2021年3月のコロナ禍に就職活動をした新社会人146人を対象に実施した、「コロナ禍における新卒採用プロセスのオンライン化に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、就活の際に自分が参加した会社説明会/面接/内定式について尋ねたところ、会社説明会については約3割(28.1%)が「全てオンライン開催だった」と回答。「全て対面式開催」は23.3%で、「全てオンライン」が「全て対面式」を4.8ポイント上回った。
面接については、「全てオンラインだった」が21.9%、「全て対面式だった」が24.7%で、「全て対面式」が2.8ポイント多かった。
また内定式については、「全てオンライン開催だった」が26.7%、「全て対面式開催だった」が38.4%で、説明会や面接に比べ「全て対面式」で行う企業の割合が高かった。
会社説明会、面接、内定式のいずれも「全てオンライン」の比率は2~3割程度だが、全体的にはオンラインの割合の方が対面式より高い。
参加した会社説明会を5点満点で評価してもらったところ、平均で見ると、「オンライン説明会」の満足度は5点満点中3.79点で、「対面式説明会」はそれを0.11ポイント上回る3.90点となった。わずかながら「対面式」の満足度が高かった。
「オンライン説明会」では、5点(28.3%)と評価した人が「対面式説明会」(24.6%)に比べて3.7ポイント多い一方で、1点(3.3%)、または2点(7.5%)と低く評価した人も「オンライン説明会」の方が「対面式説明会」より多くなっている。
オンライン説明会の「経験がある」と回答した120人に、説明会自体の評価や使用したツールについて良かった点や悪かった点をそれぞれ自由回答で答えてもらったところ、説明会については、移動時間や交通費、宿泊費などの経費がかからなかったことが就活生にとって大きな利点だったことが浮き彫りになった。
移動がない分、多くの会社説明会に参加できたという回答もあり、コロナ感染を避けてのオンライン化だったが、就活生にとっては予想外のメリットもあったようだ。一方、デメリットとして最も多く見受けられたのは、ネット環境や回線が不安定な場合に接続に支障がある点だった。
オンライン説明会で使用したツールについては、初めてのツールだったり、ツールの操作が複雑な場合に戸惑ったものの、すぐに慣れたという意見が多く見られた。
チャット機能のおかげで質問しやすかった、本名を表示しない機能があると個人情報が守られるといった、経験者ならではの意見もあった。
参加した面接の満足度を5点満点で評価してもらったところ、平均で見ると、「オンライン面接」の満足度は5点満点中3.63点で、「対面式面接」はそれを0.19ポイント上回る3.82点だった。説明会同様、面接でもわずかながら「対面式」の満足度が高かった。
「オンライン面接」では5点(26.9%)と評価した人が「対面式面接」(23.4%)に比べて3.5ポイント多い一方で、1点(5.0%)、または2点(10.9%)と低く評価した人も「オンライン面接」の方が「対面式面接」より多くなっている。
2020年度の就活でオンライン面接の「経験がある」と回答した119人に、面接自体の評価や、使用したツールについて自由回答で答えてもらったところ、まず、オンライン面接については、説明会同様、移動時間や経費がかからない点が就活生にとって有利だったようだ。
ただ面接では、説明会よりも会話をするシーンが多く、相手にきちんと伝わっているか不安に感じたという意見も多く見られた。同じく、視線の位置が定まらない点、若干のタイムラグで喋りづらさを感じた点なども不満としては多かった。
また、オンライン面接で使用したツールについては、ツールの操作性については、戸惑うことがあっても使っているうちに慣れてしまうようで、そこまで大きな問題として認識はされていなかった。
この調査は、2020年4月~2021年3月に就活をした「2020年度就活生」146人を対象に、2021年7月16日~22日にかけて、インターネットで実施した。
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