2022年3月18日
習い事選び、保護者の85%が「子どもがやりたがっているかを最重視」=栄光ゼミ調べ=
進学塾「栄光ゼミナール」は17日、小学1年~高校3年生の子どもを持つ保護者408人を対象に実施した、「小中高生の習い事に関する調査」の結果をまとめ発表した。
同調査は2018年にも実施し、今回が2回目。それによると、「子どもは、今までに習い事を習ったことがあるか」を聞いたところ、小学生保護者の97.5%、中高生保護者の99.0%が「ある」と回答。
また、小学生保護者・中高生保護者とも、習ったことがある習い事で多かったものは、「水泳」「英語・英会話」「ピアノ・バイオリンなど音楽」で、過半数の子どもが経験者だった。
特に、「水泳」は小学生の75.6%、中高生の82.7%が経験。また、「習ったことはないが、子どもの興味・関心はある」割合が高かった習い事は、小学生保護者・中高生保護者とも、「理科実験」「プログラミング」だった。
習い事を辞めてしまった時期については、小学生では「小学3・4年生の間」、中高生では「小学5・6年生の間」という回答が多かった。中学受験の勉強が本格的に始まることや、中学進学で部活動・勉強が忙しくなることなどを見据えて、習い事を整理するためではないかと考えられる。
「習い事を選ぶ際に、特に重視したこと」を尋ねたところ、最も多くの保護者が重視したのは、「子どもがやりたがっているかどうか」で約85%にのぼった。
また、「曜日や時間帯の都合が合う」「子どもの将来に役立ちそうかどうか」も、約半数の保護者が重視していた。
前回調査(2018年)で小学生保護者が重視した点は、「子どもがやりたがっているかどうか」(81.8%)、「曜日や時間帯の都合が合う」(54.1%)、「子どもの将来に役立ちそうか」(50.9%)で、この傾向は今回も変わらなかった。
「一番長く続いている(続いた)習い事」について、その理由を聞いたところ、最も多かったのは、「子どもが続けたいという気持ちがあるから」で、保護者の7割以上が回答。また、「共に続けている友人がいるから」という理由は、小学生保護者よりも中高生保護者が5ポイント以上多かった。
今までに子どもが習い事を辞めた、もしくは辞めたいという気持ちになったことがある場合のきっかけを聞いたところ、最も多かったのは、「習い事よりも勉強の優先順位が高くなった」で、小学生保護者の43.5%、中高生保護者の51.0%が回答。
また、約3人に1人が、「子どもが辞めたいと言った」「曜日や時間の都合が合わない」ことを、習い事を辞めるきっかけに挙げた。「その他」の理由では、新型コロナの感染が心配で通いづらくなった、という意見もあった。
この調査は、小学1年~高校3年生の子どもを持つ「栄光モニター会員」(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、2月16日~3月2日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は408人(小学生保護者198人:48.5%、中高生保護者210人:51.5%)。
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