2022年4月6日
子ども部屋を与える年齢、半数以上の親が「8歳までに」と回答=I-House調べ=
I-Houseは5日、同社の不動産・住まいのメディア「mitaina」が、首都圏在住の母親・父親計100人を対象に実施した、「子ども部屋を与えたタイミングやそのきっかけ、与える際の注意点」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「いつから子ども部屋を与えたか」を聞いたところ、「7~8歳」(小学校低学年)が最も多く37%、以下、「4~6歳」17%、「~3歳」15%、僅差で「9~10歳」(小学校中学年)14%という結果になった。
半数以上の親が、「8歳まで」に子ども部屋を与えていたことが分かった。
子ども部屋を与える際に、引っ越しや建て替えをしたのは100人中30人だったが、「子ども部屋を与えた理由・きっかけ」を、各年齢で聞いたところ、「~3歳で子ども部屋を与えた理由」では、「最初から子ども部屋として用意していた」、「おもちゃが溢れかえっていたため」、「大きくなったら1人部屋が欲しくなると思ったので、事前に作っておこうと思った」などの声が寄せられた。
「4~6歳で子ども部屋を与えた理由」については、「子どもの玩具などが増え、自分で玩具を管理させるために子ども部屋を与えた」、「子どもが好きなものに囲まれている空間を作りたかった」、「小学校を受験させたいので(勉強するための子供部屋を作った)」などの声が寄せられた。
「7~8歳(小学校低学年)で子ども部屋を与えた理由」では、「勉強させるために与えた」、「小学生になったタイミングで、子どものプライベートも必要と思ったから」などの声が、「9~10歳(小学校中学年)」では、「学習塾に入り、学習時間が増えたため」、「友達が遊びにくるようになって、人数が多い時もあり部屋を与えた」などの声が、それぞれ寄せられた。
また、「11~12歳(小学校高学年)で子ども部屋を与えた理由」では、「勉強のためと、個人の物が増えてきたため」や「自分で勉強するくせをつけてほしいから」などの声が、「中学生で子ども部屋を与えた理由」では、「コロナ禍で学校や塾がオンライン授業になり個室が必要になったから」や「中学入学のお祝いで」などの声が寄せられた。
また、「子ども部屋を与える際に、注意したポイント・ルール」について、年齢別に聞いたところ、「~3歳で子ども部屋を与えた」場合は、「寝る前までには出したおもちゃを一緒に片づけるようにしている」、「1人で寝かせるのが怖かったので、部屋から出る際は必ず、見守りカメラをつけている」などの声が、「4~6歳で子ども部屋を与えた」場合は、「自分の物(玩具など)は自分で片付けるようにというルールを決めた」、「部屋にいる時間が多くならないように約束した」などの声が、それぞれ寄せられた。
「7~8歳(小学校低学年)」の場合は、「教科書類、ランドセルをリビングにおかないというルールだけ」、「勉強する時には必ず机の電気をつけるようにさせた」などの声が、「9~10歳(小学校中学年)」の場合は、「22時には寝て、6時半には起きる約束をした」、「勉強などは必ずリビングで行うこと。部屋は寝るのが中心」などの声がそれぞれ寄せられた。
「11~12歳(小学校高学年)」の場合は、「スマホ、タブレットは持ち込み禁止」や「TVは部屋に置かないこと、部屋にこもらずリビングにおりてくること」などの声が、「中学生」の場合は、「鍵を掛けない、親の出入りは自由、必要なもの以外は置かないこと」や「スマホは1日1時間半まで、何時間使ったか分かる『スクリーンタイム』を親に毎日報告すること」といった声が、それぞれ寄せられた。
この調査は、首都圏在住で子ども部屋を与えている母親・父親合計100人を対象に、2月6日~3月21日にかけて実施。調査対象者の住まいのタイプは、「マンション」47人、「戸建て」53人で、部屋数タイプは、「2LDK/2DK」17人、「3LDK」42人、「4LDK」34人、「5LDK」5人、「6LDK以上」2人となっている。
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