2022年4月11日
2030年にはデータリテラシーが最も需要の高いスキルの1つに =クリックテック・ジャパン調べ=
クリックテック・ジャパンは7日、データリテラシー調査:「ビジネススキルの革新」を発表した。
調査によると、「勤め先が、より自動化されたデータ主導型の職場環境に従業員が対応できるよう準備を進めていると思う」と回答した従業員はわずか17%(グローバル 21%)。一方、経営層のほとんどは人工知能(AI)の急速な普及により働き方が大きく変わると予測している。
経営層も従業員も、2030年にはAI/MLおよびデータリテラシー(データを読み取り、使い、分析し、データに基づいてコミュニケーションをとる能力)が最も需要の高いスキルになると予測。
経営層の87%(グローバル 85%)は、将来はデータリテラシーが不可欠になると考え、89%(グローバル 89%)は、どのようなデータに基づいて意思決定をしたか説明ができるようになることを従業員に期待している。
従業員の半数以上(53%、グローバル 58%)は、AIの利用が進んでもデータリテラシーがあれば仕事を続けられると考えていて、経営者は、データリテラシーを発揮できる求職者には給与の増額を提示すると回答。増額の平均値は29%(グローバル 26%)で、平均的な日本の従業員なら、年収が128万円増えることになる。
データリテラシーのスキルに十分自信があると回答したのは従業員のわずか5%(グローバル 11%)。ビジネスリーダーの間で最も多かった考え方は、将来の職場に対応するスキルの習得は、企業や教育機関の責任というより、個人の責任であるというものだった。
レポート「データリテラシー調査:『ビジネススキルの革新』」は、2021年10月から11月に、英国、米国、ドイツ、フランス、日本、オーストラリア、ニュージーランドにおいて従業員50人以上の企業の経営層1209人と正規従業員6197人を対象にCensuswideが実施した調査に基づくもの。日本の経営層200人および正規従業員1000人を対象とした調査結果が含まれる。
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